2004-01-04から1日間の記事一覧

数十年ぶりに一人ですごす年末年始。以外とやる事はあるもので、ゆっくりと過ごせて良かった。と言うのはやせ我慢だ。寂しい瞬間はやっぱり寂しい。結局今年は初詣には行ってない。こういう事一つ一つが生活なんだよな。年の初めの泣き言です。もうこういう…

『王の眠る丘』

牧野修の初期作品。ずっと探していて偶然発見して即購入したわりにはなかなか読了できなかった。 手堅いと言う印象だ。『MOUSE』で初めて触れた感覚を期待していたのだけれど、その部分は裏切られたけれど、質の高いファンタジー、青春小説を読めた事は良か…

「カンパニーマン」

予想を気持ちよく裏切ってくれた佳作。「CUBE」の監督の作品と言う事で予告編を観て時には、近未来SF風味なデストピアものかと思っていた。実際にはスパイ映画で、しかもビジュアル重視の他にあまり似たもののないテイストの内容だった。 ルーシー・リューが…

「ゴッドファーザー」

十年ぶりくらいに改めてしっかりと観賞した。マーロン・ブランドやアル・パチーノの演技はもちろん、40年代アメリカのイタリア移民の生き方・イタリアンマフィアの世界を語るストーリーや、音楽も素晴らしいのだけれど、なによりもこの映画は画が素晴らしい…

「凶気の桜」

原作はすごく面白かった。閉塞感に溢れた社会に対する怒りを暴力という唯一持った武器で打破しようとする若者(笑)が単なる暴力バカではなく、ネオ東条と言うネオ右翼の理論武装で爆発させていく。やることはかつ上げにレイプでしかないのだけれど、それで…

「猟奇的な彼女」

面白かった。四、五代くらい前に帰化した朝鮮系の家系だとずっと前に書いた事があるんだけれど、そんな事と関係なく基本的に韓国文化を二つくらい低く観ている俺も、この韓国映画にはやられた。 日本人の感性ではこういう素敵でおかしいラブストーリーは百年…

「紅の豚」

何を語れと言うのか。面白い。爽快だ。映画とはこういうものだ。昔友人逹と飮んでた時に、俺のキャラはカーチスだと言う事で決定した時がある。当時は笑ったものだが、カーチスもかっこよいじゃないか。開き直っての脳天気さも、大人の魅力の一つだもんな。…