2005-06-14から1日間の記事一覧

「ターミナル」

前半の1時間と後半の1時間は別の映画?なんともうまく纏まってはいるけれど、なんとも言いようのない映画。空港のセットだけは、本当に凄い。ハリウッド+スピルバーグの力だ。邦画がこの世界と方向で勝つ事はできないよな。その自覚から映画を作るしかない…

「ディープ ブルー」

リュック・ベッソンの「アトランティス」の方が好きだな。

「スタスキー アンド ハッチ」

お馬鹿になりきれない中途半端コメディー。でも好きだ。オリジナルのテレビドラマの大ファンだった俺は、手放しで褒める。良くスタスキー・アンド・ハッチを復活させてくれた。まるで違うテイストだけれど、赤に白のフォードが出てきてスタスキーが運転して…

「コラテラル」

佳作。大作ではないけれど、トム・クルーズの努力と、主人公のドライバーの演技は素敵だ。

「ローレライ」

やっぱり小説が一番。ただビジュアルの力は映画が勝る。CGのクオリティがどうこうなどと言う気はさらさらない。米国の戦艦と伊号との戦闘の迫力は、スクリーンでこそのものだろ。でもパウラが・・・。女優さんは綺麗なんだけどね。映画のダメな所は、演出に…

『太陽の簒奪者』 野尻抱介

『エリ・エリ』 平谷美樹

『タフの箱船 天の果実』 ジョージ・R・R・マーティン

キャラクター造形の勝利。これがSFの楽しさの一つ。小難しくない、センスオブワンダーの世界。SF読まない人にもお奨め。

『タフの箱船 禍つ星』 ジョージ・R・R・マーティン

『接近』 古処誠二

『神様のパズル』 機本伸司

『戦国自衛隊 1549』 福井晴敏

言うまでもないが、半村良のオリジナルとは完全に別なもの。画の寺田克也が良い。彼の画は本当に凄い。あの線は他に変わるモノがない。 福井はいつもの福井で、戦国だろうがどこだろうが、彼が想う気持ちはいつも変わらない。そこが心地良い上に、寺田の画だ…

『君たちに明日はない』 垣根涼介

上手い。突拍子もない設定を一切使わずに、大人の恋愛小説とハードボイルドを書ききっている。年上の女にどうしようもなく惹かれる主人公に、最近の俺はかなり共感。女性のほめ方が心地良い。主人公と女性の脇役の性根の格好良さは、爽快。

『溝鼠 どぶねずみ』 新堂冬樹

最高!善人が一人もでてこないと言う事よりも何よりも、これでもかと登場するキャラクター逹とギトギトした欲望のストレートさ。リアリティは薄いけれど、ノベルズ級のピカレスクミステリーとしては最高峰の一つじゃないか。

『れんげ野原のまんなかで』 森谷明子

ミステリーフロンティアのこの二つは、可もなく不可も無し。ギブソンの藤岡の表現は下手すぎる。

『ギブソン』 藤岡真

『ばくたちの好きな戦争』 小林信彦

『廃用身』 久坂部羊

淡々としてぬめりとした狂気が心地良い。パンチはないけれど、静かな狂気が身に染みる。

『ダイスを転がせ』上・下 真保祐一

当たり前のようでいて、当たり前な事が一切ない選挙の世界を、真保マジックで書ききった傑作。読後選挙に立候補したくなる。

『おいしい水』 盛田隆二

盛田の物語は、身に突き刺さるようなリアル感が好きだな。特に『おいしい水』の普通に見える存在感がすごい。リセットは小説家としてのストレートな熱を感じた。共感はできないけれど、今の物語を書こうとする意志が深い。

『リセット』 盛田隆二

『半島を出よ』上・下 村上龍

大事な本を忘れていた。今年ナンバー1だ。『ライン』につぐ多視点で構成される物語は、カタルシスをストレートには与えてくれない。がそれだからこそ、物語が立つのだ。語るより読め。嫌悪を感じてもよい。俺達は誰も北朝鮮の人々の事を知らない。知らない…

こっそりと復活。

1月からこっち、諸々てんこ盛りだった。 内覧会、内覧事務所の同行、再内覧会、引越、同居の解消、引越に関わる手続きはまだ終わってない、サーフィン始めてついでに合宿、ドイツ年のイベント二つ片づけて小泉首相を遠くから眺め、結婚式二つに、親父の入院…