2005-10-23から1日間の記事一覧

具体的にどうこうって事はないけれど、諸々が收まる所に收まった。 穩やかな日常ってのも、悪くはない。 あまりの状況の変化の早さと、俺の立ち回りの勢いに、我ながら驚く。こんな日々はものこないだろうな。

『呼吸』 伊坂幸太郎

キャラクターはいつも通り魅力的だし、話や会話も変わらず良いんだけど、大きな話が見えてこないし、正直中途半端な終わりなんだよな。これだけ大きなテーマをしっかりと伊坂には書ききって欲しい、期待は大きいだけに、それを超えて欲しい。 ども変わらず、…

『ハイドゥナン 上・下』

小松左京を系譜を次ぐ大きな物語を語るSFだ。『日本沈没』や『果てしなき流れの果てに』、70年代、80年代に俺達少年も心を熱くして感動させたSFがここにある。日本人は、人類は、生き延びる事ができるのか?人の英知はパニックを乗り越える事ができるのか。…

『嫌韓流』

今更だけど、こういう本を待っていた。何故オフィシャルにこうした事実を日本では口にできないのか。韓国と仲良くする必要も、卑下する必要もない。迷惑な韓国には、迷惑で馬鹿だと言えば良い。特定のアジアに気を遣う必要はどこにない。アジアは中国・韓国…

『マイクハマーへ伝言』

矢作は良い。男が生きるってこういう事だ。寂しさは俺の友だ。

『リンゴーキッドの休日』

『錬金術師の魔砲 上・下』

まあこんなもんだ。

『みんな行ってしまう』

彼の作品にはいつもくらい陰がある。『みんな行ってしまう』の表題作は、言葉少なく静かに哀しい一瞬を描き出して、しみじみと響いてくる。どの作品も同じように染みるような哀しさだ。 再読の『オンリー・フォーワード』も今読み返すと、そこに込められてい…

『オンリー・フォーワード』

『模倣の殺意』

いわゆる本格だ。新本格が華やかになるはるか以前に登場した、本格の傑作だと言う。 古いよな。古典と言うには近すぎるし世俗に近すぎて、新本格を通り過ぎた後では、軽すぎる。俺は今の講談社系の新本格は好きじゃないけど、それでも島田以降の新本格登場し…

『血液魚雷』

傑作『今池電波聖ゴミマリア』の作者の最新作。初読の『今池〜』がかなりの怪作だっただけに、意表を突かれた。ストレートなSFだ。「ミクロの決死圈」にインスパイアされた体内探検のストーリーだ。現代に上手にあの状況を持ち込むかと思ったら、こう来たか…

「シン・シティ」

フランク・ミラーのコミックは未読だが、決まった構図と色彩の世界は、スタイリッシュで鋭い。モノクロとパートカラーで構成された世界は、逆に饒舌なくらいにカラフルに迫ってくる。 身震いするほどの衝撃を受ける事はなかったけれど、力のある映画だった。…