2006-08-22から1日間の記事一覧
人生は単純じゃない。そんな単純なことなのに、つい日常の中で忘れてしまう。特にフィクションの中には、単純な構図ばかり求めてしまいがちだ。そんな安易なフィクションではなく、今の生活の中にある、日々の営みの中での人と人の関係、複層にからみあった…
日本エンジェル大賞で、受賞した企画の原作。舞台の小説化でもあるらしい。虚言癖のある精神を病んだ長女と、兄、妹、兄の嫁の物語。地方都市の郊外と言う、情報から取り残されて閉塞感しかない場所で、行き場の無い愛憎が煮詰まっていく。家族の間に溜まっ…
これは尖っていて、微妙な熱さがあって、心地よい退屈さのある本だ。
これは奇妙な本だ。ちゃんと後で書きたい。
なんで、今まで読んでなかったんだろうと、思うかなと思っていたけど、それほどでもなかった。古典は早いうちに読んでおかないといけないね。横順(今日二度目だ!)のパロディの方が、バチグンにナンセンスで面白かった。
面白い。横順を初めて読んだ時の興奮と同じだ。しかも泣けるんだ。ちょっとだけだけど。
懐かしいと言うには微妙に最近なアイテムてんこ盛り。そこは面白かった。でも残念ながら突き刺さるものも、引っかかるものもなかった。文章は巧いんだけどね。
自己満足で、自己言及のための言葉は、気持ち悪い。書きながら、息苦しい事も含めて気持ち良かったんだろうなと思うよ。気色悪いけど。
少年誌向けのジュブナイルは、健全で少しだけ闇の影がある。ガキ向けと割り切らない、当時の作者達の作家としての姿勢のせいだろう。この作品の設定は、60年代の青い青年達の意図が透けて見え過ぎるが、それでも純粋に少年のための物語として面白いのはさす…
矢作の描くヨコハマは、いつまでたっても不良な男(の子)の憧れの街だ。クレイジーケンバンドに通じるヨコハマ、ヨコスカなんだよな。車で一時間ちょっとで行ける横浜じゃない。俺には、永遠に辿り着けない、目指すべき街だ。この街で過ごすための修行を日…
ごぶさた。 仕事もひと段落着き、やっと時間ができた。以下は備忘録のリスト。気になったものは、思い出して、かつ時間ができた時にぼつぼつと感想でも。