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映画

『湯を沸かすほどの熱い愛』 映画 やけどするほどの熱湯がいいです

難病物で、母娘の絆、家族再生、泣きの要素たっぷりで、ある意味ずるい映画だけれど安いお涙頂戴映画になっていないところが魅力の作品。 宮沢りえのラストカットが、とても美しく、この映画はこのカットとそれを含むシーンのイメージが先にあって、そこから…

『フリー・ファイヤー』 映画 人は這いつくばってでも生きて行く

おそらくIRAがらみのアイルランド系ギャング団と南ア出身の武器商人率いる一団が、倉庫の中で銃撃戦する、それだけの映画。 それがやたらと面白い。映画が始まる前に監督からのメッセージで「FBIのたくさんの資料を読んだ結果、人間は銃で撃たれてもちょっと…

『人生タクシー』 映画 おしゃまでお喋りなチャドルのイラン女子小学生に癒される

イランで6年の自宅軟禁、20年の映画製作を禁止されている監督ジャファル・パナヒ氏がゲリラ的に撮影したドキュ・フィクション映画。 日本からでは想像しづらいイランの日常生活の様子を通して、創造することの不自由で歪な環境を告発していく。 声高にではな…

『無限の住人』 映画 やっぱり三池崇史監督はやればできる漢だよ

原作は未読だ。だから役柄の再現の質に興味はないし、改悪なのかどうかはわからない。 この映画は一本の映画として、最高の壮絶娯楽時代劇だった。 痛みを感じるが不死身の主人公。超絶な技能を持ちながらも狂気にとりつかれた優男な武士。親の仇を討とうと…

『ZIPANG』 映画 これぞバブルの徒花だ。痛快娯楽時代劇ここにあり。

『無限の住人』鑑賞前に、原作に影響を与えたって話を聞き、Netflixで鑑賞。 林海象監督の第二作。西洋環境開発製作、堤康二プロデュースという、バルブ時代のセゾンカルチャーど真中の、時代の徒花のような大バジェットの作品だ。 脚本は監督と共同で作家の…

『夜は短し歩けよ乙女』 映画 君と一緒に夜の京都を冒険したい

黒髪の乙女がだれだけキュートか、それがポイント。 彼女の歩く先に待っている世界のワクワク感とアニメーションの動きが楽しい映画だ。 湯浅監督の作品の中では、実は『ケモノヅメ』が一番好きで、あの爆発的で芸術的な動きをどこかで期待していたので、映…

『マジカル・ガール』 映画 チラ見せの魔法に魅せられて男は恋に落ちるんだよ

元魔法少女の美女が、現実に翻弄される物語かと思ってた。 12歳の学生と教師のファーストシーンの不穏な緊張感、一転流れる聞き覚えのあるような日本のアイドル歌謡のイントロと鏡に向かい踊る短髪の少女の後ろ姿。 これだけで、この映画の他にない手触りに…

マストドン

マストドン始めてみた。 映画をのインスタンスeigadon.net。 twitterとも違いなんか往年のパソ通の頃のフォーラムみたい。分散型の恩恵や利点はまだ感じられないけど、趣味の近い人たちのフォーラム感は楽しい。

『ゴースト・イン・ザ・シェル (2017)』 IMAX3D 吹き替え版 映画 ゴーストじゃなくヨハンソンに囁いて欲しい、できれば耳元で

色々と言いたい事があるのは、わかる。 だが、『攻殻機動隊』の実写化としては、特に世界を相手にしての実写化としては良い答えだったのだと思う。 良くも悪くも独特の押井節を排し、物質的な根拠を持たない意識「人形遣い」と言う実感しづらいテーマの代わ…

『ゴースト・イン・ザ・シェル 攻殻機動隊 (1995)』 映画 とにかく驚いた記憶は、本物なのか偽造なのか

ハリウッド版を観る前に復習として。 原作漫画とのヴィジュアルや世界観の違和感にとまどいつつも、公開当時はそのヴィジュアルと、押井監督の哲学的な意味深セリフに圧倒された。 CGとセルアニメとの融合、撮影技法、香港ベースの無国籍な世界、公安9課と言…

『ディストラクション・ベイビーズ』 映画 殴るのは止めて、痛いから

映画を観る理由の一つに、未体験の興奮、涙でも怒りでも笑いでも恐怖でもなんでも良い、を味わえるんじゃないかって期待がある。 この映画の予告編を映画館で観たときは震えた。 剥き出しで理由のない暴力。柳楽の存在感が不穏で、スクリーンから未体験の興…

『お嬢さん』 映画 浪漫あふれる変態たち 鈴の音を素直に聞けなくなりました

『シュリ』以来に韓国映画をスクリーンで観た。 あらすじ:日本の統治下にあった1930年代の韓国。詐欺師たちのの手で育てられた少女スッキ(キム・タエリ)は、伯爵の呼び名を持つ詐欺師(ハ・ジョンウ)から美しい富豪令嬢・日出子(キム・ミニ)のメイドと…

『キングコング 髑髏島の巨神』 映画 あらゆる意味で神映画

大傑作の怪獣映画。 迷わずに映画館で体験せよ! 以上。 でかまわないくらいの大傑作。 神を象徴する怪獣。人を襲う理不尽な暴虐の塊である怪獣たち。怪獣VS怪獣。怪獣VS人類。傲慢な人類。怪獣と人類の交わり。生き残るための勇気ある行動。 圧倒的な存在感…

『パッセンジャー』 映画 愛は罪を軽々と超えるなんて、さすがハリウッド

冬眠を使用し120年をかけて植民星に向かう恒星間宇宙船の中で、偶然冬眠から目覚めた男。目的地まで90年もの期間を残し宇宙船に閉じ込められることになった。 宇宙船に閉じ込められた男女がどうやってサバイブするのか、予告編を観てとても気になっていた。…

「葛城事件」 映画 この父親をクソ親父と平気で言える奴は、さぞ清廉潔白なんだろうな、おい。

あらすじ:無差別通り魔殺人を起こした次男に死刑判決がくだされる。彼はなぜ史上最悪の事件を起こしたのか? 彼を産み育てた家庭と死刑囚と獄内結婚した女、郊外に暮らす平凡な四人家族と独りの女の事件前、事件後が、過去と現在の時間軸を交差させながら描…

シネマ歌舞伎「野田版 鼠小僧」 舞台 映画 

www.youtube.com 「足跡姫」を観劇した流れで、野田秀樹×勘三郎+三津五郎の舞台を再見。 金の亡者の棺桶屋の三太が、ひょんなことから義賊の鼠小僧となって年の瀬の江戸の町に小判の雨を降らせる。歌舞伎の所作で、野田秀樹の世界に翻訳されたクリスマス・キ…

「ラ・ラ・ランド」 映画 ♪そうだったら良いのにな〜♪

嫌いじゃないし、主人公たちの切なさと希望は胸に響いたけど、どこかノリきれない。 でも、不思議でチャーミングな映画だった。 同じ監督なら、「狂気」に取り憑かれた男二人の対峙を描いた「セッション」の方が好きだ。対して、この映画はハリウッドでの成…

「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第一章 嚆矢篇」 映画 二度もだぞ〜!!

本予告60秒 「無限に広がる大宇宙…」 オープニングのナレーションから、一瞬でハートと視線を鷲掴みされ、あっと言う間の45分だった。 冒頭12分。 「ガンダム オリジン」とは違い、のっけから全部盛りでガンガン詰め込んでくる。 冷静に鑑賞なんてできないし…

「アイ アム ア ヒーロー」 映画 襲う阿呆に、撃つ阿呆

死者を火葬で葬り、神による許しを持つ宗教に根付いた死生観や幸福観を信条の一部としていない日本人には、ゾンビは難しい。 根源の怖さが、肌感として実感できないから。 と思ってたが、ゲーム「バイオハザード」や「ウォーキング・デッド」を経た今、ショ…

「スイングガールズ」 映画 イグね、イグね

今ではすっかり中堅の上野樹里や貫地谷しほりたちの初々しさにニンマリしながら、バンドを始めるってテーマに最後までワクワクさせられっぱなしだった。 無為に日々を過ごしてた女子交際たちが、ひょんな事から楽器をはじめて、ビックバンドとしてホールの観…

「虐殺器官」 映画 英語しゃべれなくて良かった〜

Project Itohの大トリ、ついに公開。 傑作。大傑作。 制作会社自己破産の危機を乗り越えて、良く公開までこぎつけてくれた! 経緯につては、こちら。 この作品が日の目をみなかったら、大きな損出になるところだった。 大傑作とは言ったが、誰にでも薦められ…

「ルパン三世 カリオストロの城 4DX版」 この完璧な映画を超える作品を、俺は未だ知らない

38年ぶりにスクリーンで鑑賞。 あらすじは、要らないよね。 アバンタイトルのカジノ襲撃から、オープニングを経て、クラリス奪回までの流れの完璧な事!!緩急メリハリの効いた構成、静寂と騒音のカット割の完璧さ!ワクワクしてしんみりして手に汗握るこの…

「ザ・コンサルタント」 なぜ君は、そんなに面倒臭い生活を選ぶんだい

あらすじ:田舎町でしがない会計士をしている高機能自閉症の主人公クリフの、もう一つの顔は、マフィヤや裏の組織の会計を引き受け100%の命中率を誇る凄腕の殺し屋だった。そんな彼のもとにロボティクス大企業から財務調査依頼が舞い込んだ。 ベン・アフレッ…

「SPY/スパイ」 おばさん、世界を股にかける。

www.youtube.com 有能なスパイのオペレータとしてCIAで内勤していたおばちゃんが、パートナーの復讐のために現場に出て活躍するスパイコメディ。 劇場で見逃したの失敗した!!と鑑賞中思ってたら、DVDスルー扱いだった。 何やってんだ、日本の配給会社は?…

「黄金のアデーレ」 チャーミングなお婆ちゃんに恋してしまう?

www.youtube.com 今年に入ってなぜだかナチス関連の映画が続いた。「帰ってきたヒットラー」「ミケランジェロ・プロジェクト」でこの「黄金のアデーレ」だ。 読んでる本も船戸与一の『満州国演義シリーズ』でファシズム関連の作品が重なっている。別に意図し…

「帰ってきたヒトラー」 ギャプに笑い、まっすぐな情熱に惹かれ、正気と狂気の一線を見失うー。

あらすじ:ドイツ陥落とともに自殺したはずのヒトラーが、突如現代に蘇った。周囲は本物だとは気付かず、完璧な物真似芸人だとテレビで一躍人気者になっていく。記事の見出しは、公式サイトからのコピー。映画のコアを表現している良いコピーだ。 怖い映画だ…

「NEREV/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム」 もっともっとと、調子に乗ってるのは楽しいんだけどさ。

www.youtube.com 高校卒業を間近に控えたニューヨーク傍の島に住む女子高生が、ひょんなきっかけでネットの匿名動画投稿サイトで開催されるゲームに参加したところ‥ と言うようなあらすじ。 本当は美大に行きたいと、母子家庭の母には言えず、つるんで居る女…

「ドント・ブリーズ」 神も仏もあるものか

「ドント・プリーズ」だとずっと勘違いしてた。 ホラーと紹介している人もいるが、恐怖映画と呼びたい。 始終恐怖感が半端なかったし、登場人物のうち主要な一人の人生の背景に心理的な恐怖を感じた。 ストーリーはとてもシンプルだ。 適当な逃げ道を準備し…

「ミケランジェロ・プロジェクト」 俺たち特攻チーム!アメリカが世界の芸術救ってやるぜ

あらすじ:第二次世界大戦末期、ナチスが略奪し秘匿した多数の芸術品を探しだし奪取するために、米軍に設立された学者や専門家たちの特別チームが活躍する。 ナチスに略奪された芸術品と言う点が「黄金のアデーレ」と似ているが、映画としてのテイストはまる…

「ネオン・デーモン」 無機質で低体温な女は好きですか?

強烈な印象を残す映画だった。 N.Wレフン監督でしか創れない、個性の塊。間違いなく映画の快楽に満ちた作品だ。それも一級品の。 東海岸のファッションモデル業界での、裏の世界のドロドロ、みたいなあらすじは、どこかの映画サイトで確認してほしい。 この…

「ロボジー」★☆

単純明快。ただただニヤニヤ笑っていられる映画。 適材適所の役者が、予想通りの役割で演技をしていることに安心しながら、この緩い感じも時には良いなとぼんやりと思った。

「DRIVE」★★★★

静かな男が、唐突に露にする暴力。映画全体を象徴するような、駐車場へ向かうエレベータ内のシーンに魅せられた。 一瞬前に唇を通し触合い気持ちを伝えたはずながらも、主人公と女性との間に流れる埋まることのない隔たりの空気。断ち切りように閉じるエレベ…

「ヴァルハラ・ライジング」★★★★

北欧神話をベースにし、ヴァイキングの世界を背景にしたスタイリッシュで凶暴な暴力と戦士の再生の物語。 ほとんど台詞のない冒頭10分あまりのシーンで完全に俺のハートは鷲掴みされ、観念的な世界観が展開する終盤まで一挙に映画の世界に魅せられた。 全身…

「アルゴ」★★★★

「誘拐ラプソディー」★★★

「TIME タイム」★★

「素敵な金縛り」★★

「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える」★☆

 「スマグラー」 ★

 「ヘッドハンター」 ★★★☆

予想を斜め上で、裏切っていくスピード感に溢れた傑作。 映画内リアルを徹底し、鑑賞中一瞬も飽きさせない。 しかも、男誰もが持つコンプレックスと憧れか根底にながれ、気がつけば共感させられてる手際の良い演出。 ハリウッドとも手触りの違う、隠れた名作…

 「愛 アムール」 ★★★

夫婦の終の姿を、生々しくそのままの形で目の前に静かに示して見せる。 目を逃せられなくて、隣に座る相手の事を考えざるを得なくて、自分の老いを直視せざるを得なくて、とてもストレートに迫ってくる映画だった。 ストーリやシュチエーションに目新しいも…

「ハンガーゲーム」☆

「トータルリコール」(2011) ★

「鍵泥棒のメソッド」 ★★

「ワイルド7」 ★

オープニングのバイクの登場シーンだけは格好良いい。それだけの映画。 なんだあの敵。七人もちっとまワイルドじゃねえし。猥雑さとワイルドさがないなんて、ワイルド7の映画じゃねぇだろ。

「ストロベリーナイト インビジブルレイン」★★★☆

好きなんだよ、姫川と姫川班が。 小説はあまり印象に残っていないけど、テレビドラマの竹内結子が物語と世界にとても強い印象を与えていて、観てる間ずっと幸せな気分だった。 秘められた悪意とか闇って言うには、ちょっと薄っぺらい作りだけれど、チーム、…

「ザ・タウン」★★★

被害者とやがて心を交わし、恋に落ちる男。希望のない街や人々の中で厭んでいた生活からの脱出を望む男。 アクションカットでの緊張感と迫力を伝える演出と人を描くときの細やかな演出のバランスが心地よく、鑑賞中とても良い映画に触れていると感じさせるが…

「桐島、部活やめるってよ」 ★★★★

たしかに、これは語りたくなる映画だ。 卒業して年月を重ねたおっさんやおばさんだけでなく、ついこの前まで現役だった連中もそうだろう。学校と言う空間から、次の世界に移った/移らされた人それぞれが、いまある場所から「あの頃」を思い出し自分語りをし…

「ゲキシネ 髑髏城の七人」 ★★★★

演劇と映画のハイブリット。 ずっと観たかったのに、なかなか機会がなくやっと鑑賞できた。 肉体の脈動とカメラが切り取るドラマが、舞台とも映画とも異なる体験を提供してくれる。 物語はシンプルで、誰にでも想像のつく範囲内だが、役者たちの汗や吐息を感…

「メタルヘッド」 ★★★

始まりの一瞬からまさに映画。 凄い。 少年のシーンに巻き込まれたあとは、最後までこの世界を見届ければ良い。 異邦人が価値観を再構築して成長を促す形式の物語に、メタルを持ち込んだ奇抜さと意外と親和性が高かったパンクが面白い。 神様は優しくて親切…