映画

『パシフィック・リム アップライジング』 映画 おたく第一世代のおやじ、これじゃない感に涙する

www.youtube.com 前作の胸熱を期待して初日に鑑賞。 ロボット・バトル・ムービーとして、良くできてはいるけれど、残念ながら個人的にはのれなかった。 どんなアニメや特撮が好きかによって評価が大きく異なる映画だ。 おたく第一世代の俺には洗練されすぎて…

『トレイン・ミッション』 映画  初老、がんばる

www.youtube.com ジャウム・コレット=セラ監督、リーアム・ニーソン主演の『フライト・ゲーム』に続く、郊外の住宅地とNYを繋ぐ通勤コミューターを舞台にしたハイテンションアクションムービー。 「沈黙」のスティーブン・セガールか、密室のリーアム・ニー…

『シェイプ・オブ・ウォーター』 映画 身体と心が満たされるセックスは、醜女だって美しくするのだ!

www.youtube.com 2018年アカデミー賞作品賞受賞作。 奇才デル・トロ渾身の、異形な二人のファンタジー・ラブ・ストーリー。 物語は、ありきたりなお伽噺だ。 人魚姫は一目惚れした王子に会うために、想いを伝える声を失った。 本作の主人公イライザはあらか…

『哭声/コクソン』 映画 信じぬ者は救われぬ

www.youtube.com 映画の興奮に満ちた映画だ。 ジャンルは関係ない。 ここで描かれる残虐なシーンや血みどろなカットの興奮はもちろんだが、核にある人の醜さとそれに対応したかのような物語の展開が、鑑賞中、鑑賞後も興奮を持続させる。 鑑賞した人たちが、…

短感想 映画

『クロバーフィールド パラドックス』 www.youtube.comNETFLIX配信。映画館で観てたらまた別な感想だったかもしれないが、全体に惜しい映画。 どこかで見た事あるようなないような、宇宙の閉塞空間で起こるパニックはそれぞれが興味深いものだったりするけど…

『スターウォーズ 最後のジェダイ』 映画

www.youtube.com スターウォーズは、オリジナルを映画館で観た世代だ。小学生だったと記憶している。 そこで受けた驚きが基本になっているから、スターウォーズに求めるのは、見たことのないスペースオペラとルーカスをはじめとするクリエータの情熱だ。 宇…

『DEVILMAN crybaby』 Netflixオリジナルアニメ 絶望をよくぞ描き切った

www.youtube.com 『マインドゲーム』の湯浅監督が、デビルマンを現代に甦らせた。 フラッシュアニメで、監督特有の動きを見せるティザー予告を見たときから、期待は高まるばかりだった。期待は裏切られる事なく、Netflixで全10話を一気観した今、興奮で脳が…

『キングスマン ゴールデンサークル』 映画 大人の漫画映画と言ってもエロいわけではありません。

www.youtube.com 前作の教会でのワンカット(風)のカメラワークを駆使した大殺戮シーンのクールさにノックアウトされてはや数年、待ちに待っていた続編。 007シリーズから始まって、ミッションインポシブルシリーズ、ジェイソンボーンシリーズ、ついでにオ…

『勝手にふるえてろ』 映画 J-COM先行配信試写会 生の感触に勝るものなんてないんだよな

www.youtube.com J-COMの抽選が当たった。 綿矢りさ原作、松岡茉優主演。原作は未読なので主人公の造形や妄想の様子が原作通りなのかどうかはわからないが、年齢=彼氏いない歴こじらせ女性の炸裂する妄想を楽しみながら、現実をどう乗り切るかを考えさせる映…

『ブレードランナー2049』 映画 アンドロイドは、電脳女の夢を見て夢精するか?

www.youtube.com IMAX3Dにて鑑賞。 丸の内爆音映画祭でチケット購入していたが、諸般の事情で観られず、やっと鑑賞できた。 観客が数人しかいなかった地方の映画館で、身体と脳味噌が震える興奮をしながらも、誰にも語れない/語る相手がいない体験をしてから…

爆音映画祭 『ブレードランナー ファイナルカット』 雨音はヴァンゲルスの調べ

初爆音映画祭。丸の内ピカデリー。 『ブレードランナー2049』の予習も兼ねてファイナルカットを選択。 映画の感想は以前書いた下の記事にて。 爆音の「爆」に騙されてた。爆発するような音だと勝手に勘違いしてた。 超とか拡とか、もとから映画が持っている…

短感想 映画 何か話したいんだけど、言葉が見つからない。

今年に入って観た映画たち。感想を書こうと準備してるんだけど、なかなかうまくまとまらず放っておいた一覧。 短い感想は、映画ドンで鑑賞後すぐに投稿したもの。再観、映画館、WOWOW、VODなど鑑賞方法はバラバラ。 いつくかの感想は、時間をみて書き直して…

『エイリアン コヴェナント』 映画 想像してごらん、創造する事と創造される事を。

前作の『プロメテウス』の記憶が、落下する巨人の宇宙船から逃げる女二人。しかも何故彼女たちは横に逃げない?しかなかったので、再見してからの観賞。 新エイリアンシリーズは、創造主と被創造者の相克がテーマだ。 神と人、人とアンドロイド、巨人とエイ…

『ダンケルク』 映画  戦争映画、いや戦争に物語を求める人はご遠慮ください

www.youtube.com フランス北部のダンケルクで実際に行われたダイナモ作戦、ドイツ軍に追い詰められた英軍、仏軍の兵士約35万人の撤退作戦を映像化したノーラン監督作品。 IMAXにて鑑賞。 重低音が椅子まで震わす圧倒的な音と、隅々まで空気が張り詰めている…

『打ち上げ花火、下から見るか?上から見るか?』 映画 シャフトの無駄使い

www.youtube.com 普段はどんな映画でも良いところを見つけて、褒めるようにしている。 この映画も製作したシャフトの作画や演出は、映画として素晴らしいと思う。 オープニングからのタイトルバックの花火なんて、実写では表現不可能な美しさだ。 この映画は…

『少女』 映画 私たち、普通の女の子に戻ります!

冒頭の演劇のような台詞のやり取りからこの映画は観客を煙にまく。 些細な部分まで徹底的なリアルな表現ではなく、演劇的な空気の中で、抽象的で観念的な事が、少女たちによって語られるのだと言う宣言みたいなものだ。 その宣言に違わず、二人の美女モデル…

『団地』 映画 逃げりゃ良いんだよ。

映画館で予告編観た時とはまるで印象の違う映画だった。 床下収納に身を隠した旦那の不在が団地に巻き起こすてんやわんやのコメディ映画だと思っていた。 まさかの展開に驚く。 藤山直美と岸田一徳が演じる老夫婦の、やんわりとしながらもキツイ口調の大阪弁…

『ハクソー・リッジ』 映画 君は生き延びることができるか?

第二次世界大戦の沖縄戦で米軍に実在した銃を持たず参戦した戦士の実話。 銃を持たず激戦の戦場に赴き、何十人という負傷兵、その中には日本兵も含まれた、を救出したと言う事実に驚かされる。 本人は生前頑なに映画化を拒んだと言う。 彼の心情はわからない…

『ローガン』 映画 そして、父になる

ローガンの物語が終わった。 10年以上に渡り彼の姿をスクリーンで観てきた私達は静かに彼を送るしかできない。 彼の最後の物語が、守り抜きたかった『父』と守り通した『娘』と共にあった事が嬉しい。 R指定の過激な描写のアクションシーンも多いが、観終わ…

『メッセージ』 グレイなんて人型してるだけ、どれだけマシか?!

不思議なテンションの映画だ。 爆発シーンは一度しかないのに、最後まで飽きず目が離せない。 予告編を観た人たちの中一部の人が地雷臭いと感じるのが納得できる、静かながらも知的な興奮に溢れた理屈エンターテイメントな映画だ。 異星人とのファーストコン…

『夜明け告げるルーのうた』 映画 好きな事は好きだと叫べ そうすれば万事OK!

湯浅監督久しぶりのオリジナル長編アニメーション映画。 やっぱり動くことが楽しい。スクリーンに展開する色、響く音、映画館でアニメーション映画をみることの悦びをたっぷりと堪能できる作品だった。 中学生の主人公たちが人魚ルーとの交流を通して成長す…

『湯を沸かすほどの熱い愛』 映画 やけどするほどの熱湯がいいです

難病物で、母娘の絆、家族再生、泣きの要素たっぷりで、ある意味ずるい映画だけれど安いお涙頂戴映画になっていないところが魅力の作品。 宮沢りえのラストカットが、とても美しく、この映画はこのカットとそれを含むシーンのイメージが先にあって、そこから…

『フリー・ファイヤー』 映画 人は這いつくばってでも生きて行く

おそらくIRAがらみのアイルランド系ギャング団と南ア出身の武器商人率いる一団が、倉庫の中で銃撃戦する、それだけの映画。 それがやたらと面白い。映画が始まる前に監督からのメッセージで「FBIのたくさんの資料を読んだ結果、人間は銃で撃たれてもちょっと…

『人生タクシー』 映画 おしゃまでお喋りなチャドルのイラン女子小学生に癒される

イランで6年の自宅軟禁、20年の映画製作を禁止されている監督ジャファル・パナヒ氏がゲリラ的に撮影したドキュ・フィクション映画。 日本からでは想像しづらいイランの日常生活の様子を通して、創造することの不自由で歪な環境を告発していく。 声高にではな…

『無限の住人』 映画 やっぱり三池崇史監督はやればできる漢だよ

原作は未読だ。だから役柄の再現の質に興味はないし、改悪なのかどうかはわからない。 この映画は一本の映画として、最高の壮絶娯楽時代劇だった。 痛みを感じるが不死身の主人公。超絶な技能を持ちながらも狂気にとりつかれた優男な武士。親の仇を討とうと…

『ZIPANG』 映画 これぞバブルの徒花だ。痛快娯楽時代劇ここにあり。

『無限の住人』鑑賞前に、原作に影響を与えたって話を聞き、Netflixで鑑賞。 林海象監督の第二作。西洋環境開発製作、堤康二プロデュースという、バルブ時代のセゾンカルチャーど真中の、時代の徒花のような大バジェットの作品だ。 脚本は監督と共同で作家の…

『夜は短し歩けよ乙女』 映画 君と一緒に夜の京都を冒険したい

黒髪の乙女がだれだけキュートか、それがポイント。 彼女の歩く先に待っている世界のワクワク感とアニメーションの動きが楽しい映画だ。 湯浅監督の作品の中では、実は『ケモノヅメ』が一番好きで、あの爆発的で芸術的な動きをどこかで期待していたので、映…

『マジカル・ガール』 映画 チラ見せの魔法に魅せられて男は恋に落ちるんだよ

元魔法少女の美女が、現実に翻弄される物語かと思ってた。 12歳の学生と教師のファーストシーンの不穏な緊張感、一転流れる聞き覚えのあるような日本のアイドル歌謡のイントロと鏡に向かい踊る短髪の少女の後ろ姿。 これだけで、この映画の他にない手触りに…

マストドン

マストドン始めてみた。 映画をのインスタンスeigadon.net。 twitterとも違いなんか往年のパソ通の頃のフォーラムみたい。分散型の恩恵や利点はまだ感じられないけど、趣味の近い人たちのフォーラム感は楽しい。

『ゴースト・イン・ザ・シェル (2017)』 IMAX3D 吹き替え版 映画 ゴーストじゃなくヨハンソンに囁いて欲しい、できれば耳元で

色々と言いたい事があるのは、わかる。 だが、『攻殻機動隊』の実写化としては、特に世界を相手にしての実写化としては良い答えだったのだと思う。 良くも悪くも独特の押井節を排し、物質的な根拠を持たない意識「人形遣い」と言う実感しづらいテーマの代わ…