『民宿雪国』樋口毅宏 ★★☆

『月と蟹』 道尾秀介 ★

『華龍の宮』 上田早夕里 ★★★★

傑作『魚舟・獣舟』の世界を大きく広げ、海洋世界のカタストロフィーを見せ切った大傑作。震災後に読み始めて、このタイミングでこんな話を読んでいて良いのか悩むが、それでも小説の魅せる異世界の驚きに読み進める事を止める事ができなかった。

『シリンダー世界111』 アダム=トロイ・カストロ ★★

『これからの「正義」の話をしよう』 マイケル・サンデル ★★★★

論理的に物事を考察する事のスリリングさを改めて思い出させてくれた。彼の提示する哲学的命題に、同意するしないの問題ではなく、この話から自分の思考を構築していく事。命題をめぐり常に考察する事、それこそがこの本を読むことの重要さだ。 倫理を括弧つ…

『田村はまだか』 朝倉かすみ ★★★☆

面白い。こういう小説って好きだな。

『ミミズクとオリーブ』 芦原すなお ★

『大久保町の決闘』 田中哲弥 ★★

『擬態』 北方謙三 ★★☆

北方ハードボイルなんて久しぶり。今や歴史物の大家だが、今この時代になぜこの小説を書いたのか。傑作『檻』『逃れの街』の時代から現代への変遷がよく分かる。グレーな時代に、どうやって男であるかではなく、明確な憎悪の対象が設定できず滲み出る飼いな…

『制服捜査』 佐々木譲 ★★★☆

佐々木譲は、初期の冒険小説が大好きだったが、新しい警察小説のスタイルも十分に面白い。駐在と言う存在に拘ったこの2冊は、特に地味ながらも正義を通そうと苦悩する警官の姿が素敵だ。

『警官の血 上・下』 佐々木譲 ★★★★

『新世紀メディア論 新聞・雑誌が死ぬ前に』 小林弘人 ★★☆

『ロマンアルバム 風の谷のナウシカ GUIDE BOOK復刻版』 ★★☆

『フランキー・マシーンの冬 上・下』 ドン・ウィンズロウ ★

『切れない糸』 坂木司 ★★

『マリッジ・インポッシブル』 藤谷治 ★

『ガラスの巨塔』 今井彰 ★★★☆

『神狩り2 リッパー』 山田正紀 ★★☆

『ここがウィネトカなら、きみはジュディ』 大森望編 ★★★★

『1Q84 Book3』 村上春樹 ★★★☆

『オクシタニア 上・下』 佐藤賢一 ★★★★

『グラスホッパー』 伊坂幸太郎 ★★★

『マリアビートル』 伊坂幸太郎 ★★★★

『狐闇』 北森鴻 ★★

『Iターン』 福澤徹三 ★★★

『NOVA3 書き下ろし日本SFコレクション』 大森望編 ★★

『ぼくの、マシン』 大森望編 ★★★☆

『銀行占拠』 木宮条太郎 ★★★

『逃げゆく物語の話』 大森望編 ★★★☆

『目を擦る女』 小林泰三 ★★