マトリックス レボリューションズ

やっと観てきた。やっと終わったと言う感じ。もうさんざんいろんな所で関そう言われ尽くしてるけれど、そのほとんどと同じようにつまんなかった。
金はかかってるんだなってのはよく分かる。今時のおたくじゃなくても、普通に日本でメディアに接して生きて来てればアニメやらマンガやらで目にしてきたようなシーンが目白押しのこのシリーズ。今回のレボリューションズが一番つまんない。結局は1作目の倒れながらの弾丸避けと、ビルに激突するヘリコプターと衝撃に波打つビルの窓ってシーンが一番かっこよかった。
キリスト教的な世界観だって今更手あかのついたものだし、目新しい事はひとつもない。例え幽かにグノーシスの陰が読みとれるって言ってもついでだよ。深くない世界観にはいまさらだ。これが脳天気な普通のアメリカ人なら斬新に見えたかもしれないけど、残念な事に日本人だからね。
とりあえずかかわってしまったシリーズの終わりを確認したって事だけの映画だった。
ザイオンそのものはいかにもハリウッドっぽいアンダーグラウンドの造形だけど、星の数ほどのセンチィネルとパワードスーツの戦闘シーンはスクリーンで観た方が迫力があって面白いと思うけどね。
で、電池として扱われている人達の救済はどうなったの?
まさか台詞一つで逃げるってこと?目覚めようとする人だけ助けるって事?それは傲慢だろ。