「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」

文句なしのおバカ映画だ。監督のMcGは確信的に前作以上のバカ映画を目指したのは間違いない。ストーリーなんてどうでも良いと良く言ってる人がいるけれど、今回のストーリーは実はけっこうたいせつで、ドリュー・バリモアがこのまま三人でエンジェルを続けられるのか、ずっと家族、友達でいられるのかって悩むわけだけど、これはこの先この三人ではもうエンジェルは撮れないと分かっているからこそ設定できた話なんだと思う。誰もが指摘する通りもうこの三人は年齢的にエンジェルは難しい。キャメロン・ディアスなんて白人特有のおばさん化が目立っている。何千万もかければデミ・ムーアーのような人工美人になれるかもしれないが、それだってあのアンドロイド美人だ。幸せなエンジェル逹はこれからもずっと続くってハッピーエンドは、決別の笑顔だろ。だからエンドロールも最後の最後に笑顔のオンパレードでハッピーメモリーて感じなんだな。
アクションは相変わらずのワイヤーアクションとスローやらなんやらのカメラ技術を駆使したスピード感溢れるものだし、健康的なバカセクシーも満載。頭からっぽで一緒に馬鹿笑いしながら観る、ハリウッド娯楽映画の王道だ。秘宝舘での三人のダンスにはセクシーすぎてちょっとどきどきした。尻の半分近くまでは見せちゃって良いの??ルーシーいいの?オレンだった貴方がこんなセクシー下着で。でもルーシー・リューの化けには恐れ入る。イタチに似ている事まで笑いにしなくてもいいのに。美人でもないし、東洋的なブス(アメリカ人好みの東洋美人ね)で、狐目もいきすぎてるのに、なんでこんなに愛しいんだろう。
カメオで出ていたジャクリーン・スミスに大感激した。オリジナルテレビ版の時に一番好きなエンジェルだったからね。初恋に近いよ。シェリル・ラッドもファラ・フォーセット ・メイジャーズも好きだったけど。
こうやって割り切ったパートー2なら歓迎だな。面白かった。ごちそうさま。