直接の言葉で伝えない限り、本当に伝えたい価値は伝わらない。
陳腐な言い回しだけれど、真実だ。それだって100パーセントの共有だなんて絶対にありえない。
普通だとか常識だとかに足をひっぱられ、言葉が伝わらない事の辛さ。会えないだけで、これほど辛い状況ができるかもしれない事は最初から分かっていた。
くだらない連中が多すぎる。あたりまえで考えの無いいいかげな「常識」で人を規定するな。人に苦しみを与えるな。俺は幾ら苦しんだってかまないのに。君だけはそうした言葉に騙されないと思っていた。嘘だな。きっとそうした言葉に染められてしまうだろうという予感はあった。それほどに不在である事は力の無い事だ。
涙すらでない。
俺が女性だったら、相手を想って濡れる事で自分の体が正直になる事ができるのに、男の俺はただ勃つだけの間抜けな姿だ。
男と言う性は、間抜けだ。