? 「EKOEKO AZARAKU」

加藤夏希は、黒井ミサのイメージに良く合う。期待は高かった。オープニングの森の画は、ビデオ撮影の安い質感が逆に効果的にも思えた。
それだけの映画だった。いや映画でもないかもしれない。
キャリーじゃないんだから、追いつめられた美少女が超常現象を起こすなんていう、どうしようもないストーリーにエコエコアザラクの冠をつけるのはやめて欲しい。メディアの対応も頭の悪い小学生の妄想レベルの程度の酷さだ。
こういう低能でレベルの低い映画が一本制作されると、その陰で数本の魅力的な企画がつぶれるかと思うと悲しくなる。