人生の中で何番目かの大きな買い物になるだろう車の最終商談。同居人の冷たい反応が頭に浮かびながらも、仮契約まで済ませる。
それにしてもサインする瞬間はドキドキした。ぽんと出す訳じゃないけど、かなりの金額の契約がこんなに簡単で良いの?もっと優遇して!サービスして!殿様気分を味あわせて!と内心では思いながらクールにサインをすませる。
これで頭金の入金を数週間後にすませれば・・・イヒヒ・
イヤな奴で良いんだよ、S君。
ただ、明日もう一度同居人との話があってその結果しだいでは、購入中止で国産の中古にという可能性もあるだけに、素直には喜べないんだけどね。何故、分かれた相手の心情まで気にしなければならないのかと言うのは、あまりに個人的な思いのせいなので気にしないでください。
車って奴はスタイルで、哲学なんだから自分にとって最高の一台を選べばそれで良いはずなのに、彼女にだけはそれがしっかりと言えない自分が情けないやら、なんやら。
走りゃ良い、燃費、費用効率なんて事にプライオリティを置く奴は、話にならない。快楽を知らず一生、楽しいつもりで生きてくれたまえ。