彼女の出て行った部屋は、がらんと広々として寂しい。
こんな時に、ドラえもんの幻の最終回を思い出すのは不謹慎なのかな?
なんとか一人でやっているよ。

一人で、歩く夜道。
一人で走るドライブ。

夜の散歩道の途中、ロイホの窓から見えたカップルや家族の様子には、これっぽっちも羨ましく感じない。
良かった。俺はまだ正常だ。