海外バトン

ヴァレスカ・ダ・クイーカhttp://blog.livedoor.jp/waleska/さんから回ってきました。
相変わらずバトンには要点だけをまとめて応えられないので、長いです。


■Q1 これまでに海外に行った回数は?
47~50回。少しあやふや。 1年間、毎月香港に行っていたのが、大きい。


■Q2 これまでに行った(滞在した)ことのある国は?
中国(北京、深浅)、韓国(ソウル、スーオン)、台湾(台北)、香港、シンガポール、マレーシア(クアラルンプール)タイ(バンコク)、バリ(ヌサドア)、ロシア(ウラジオストックイルクーツク、サンペトロ)、イラン(テヘラン)、レバノン、エジプト(カイロ)、ドイツ(ミュンヘン、スタックダルト)、オランダ(アムス、アムステルフェン)、フランス(パリ)、イギリス(ロンドン)、カナダ(トロント、バンクーバ)、合衆国(NY、シアトル、LA、サンフランシスコ、グアム、サイパン)、オーストラリア(メルボルンシドニー、内陸のサバンナ)


■Q3 その中で良かった国or場所TOP3は?
どこも、思い出深くて、甲乙つけがたい。国と言うよりも街の印象が大きい。


1:香港 … 中国返還前の話なので、随分前になってしまったけれど、俺にとってのアジアは、この街だ。何回通った事か。住んでるなみに、街が体に馴染んでいた。ちなみに当時すでに九龍は無くなっていて、俺はもっぱら島側が得意エリアだった。

2:ロンドン … ホームズ気違いだった小学生の頃からの憧れの街。何の予定もなく5日間過ごせたのも良かった。街中歩き回って、地下鉄乗りまくって、昼からパブで、夜はレストランとバーの梯子、ついでにミュージカル三昧だった。ヨーロッパの今と昔が全てここにあって、結局アメリカも日本もアジアも、ヨーロッパには追いつけなかったんだなと感じたのが懷かしい。

3:シベリア … クライアントの撮影ロケで訪れた。ウラジオストックからシベリア鉄道で移動して、サンペトロから車で一時間くらいの雪山の中での撮影は、氷点下15度くらいで、まつげも鼻毛も、あっと言う間に凍ってしまった。それでも、こんな場所にも人々は暮らしているのが、すごく印象深かった。帰りのパリからの便で、窓の外を見下ろしたら、深夜のシベリアの氷の森の中にポツポツと街の灯りが微かに燿いていた。 


その他 … 渡航警告中の国に何度か行ったのも印象深い。カイロは、テロの直後で、市街には一人で行くな、ピラミッドのある地域は危険なので近づくな、と言われほとんど観光地には行けてない。テヘランは、入ってしまえば、日本人にはとても好意的だった。レバノンなんて、普通そう簡単には行けないし、内乱後だったので、街中銃弾の跡だらけだった。
バンコク、クアラ、シンガポール、台北を回るアジアツアーの時には、かなり危ない先輩との道行だったので、各国の娼館に訪れたのが忘れがたい。


■Q4 人を案内できる海外の都市は?
香港(ただし、情報は古い)、ロンドン、アムス
どの街も地下鉄か、トラムの路線図が頭に入っていて、歩き回ったので街の構造が理解できているので、だいたいの所は案内できる。この数年は訪問していないので、ちょっと情報が古いけれど。
滞在中は、だいたいどの街も案内できるくらいに、新聞・タウン誌・路線図を購入し、歩き回るのが好きだ。住民が飯を食べたり、酒を飲んだりする場所で時間を過ごすのも好きだ。逆に日本人向けの店や日本食レストランには、まるで興味が無いので良く知らない。


■Q5 行ってみたい国or場所は?
行き損なった、南アフリカ、アラスカ。
ずっと憧れだったローマ、ミラノ、バルセロナ
村上龍の影響で、キューバ。後輩の影響で、南米全般。喜望峰も行ってみたいな。


■Q6 よく使う航空会社は?
原則は、その国のナショナルフラッグを使いたいと思っているけれど、JALも良く使った。
ディスカウントCがあって、スケジュールに都合の良いラインってのが、現実的な選択理由かな。
結果で言えば、キャセイJALがほぼ同数回だと思う。


■Q7 好きな航空会社と嫌いな航空会社は?
キャセイが好き。現地でディスカウントCを買って、2万くらい別に払うと、ファーストに乗れたので、ほとんどファーストだったからもある。キャセイは、ビジネスでも食事の皿は一つひとつ陶器のディッシュを運んでくれたり、ホスピタリティが高いのが良い。JALは、食事もサービスもスチワーデスも全てのクオリティが低いけど、うどんでスカイがあるので、なんとも捨てがたい。
ブリティッシュ・エアウェイズもシートの個別感が高く、ワインの種類も多くて好きだ。シンガポールエアの制服は、もちろん好き。


基本的に嫌いなラインは無い。質の高さも低さも全てが、楽しみの一つだから。がまんできないほどの酷さを感じた事は今のところ無いな。大韓航空に乗った事が無いからかな。強烈だったのは、シベリア行きのアエロフロート。座席が後ろでなく、前に倒れるのは始めてだった。ついでに窓の下に開いた壁の穴から空気が流れ出る音がし続けていたのには、始終どきどきした。まあそれも飛行機の楽しさの一つだ。落ちなければ、どこでも良い。


■Q8 好きな空港と嫌いな空港は?
ヒースロー、スキポール、ドゴール、インドネシアの空港が好き。免税店もバーも充実しているし、それぞれに色がある。空港は、それぞれの国の代表的な建築家が設計する事が多く個性の強さが出ていて、歩き回るだけでも嬉しくなる。香港の古い空港(名前を忘れた)は、街から近くてでかくて、猥雑で、アジアの匂いがして、好きだった。改装前の成田の第一ターミナルの南北ウィングも、ミッドセンチュリーっぽい建築で好きだった。パスポートコントロールが下の階にあり、エスカレーターを下って行く気分も好きだったな。


嫌いなのは、ソウルの空港。デザインも無く、主張もなく、第一、始終キムチの匂いがしていて、辟易とする。自分の金では、二度と行きたく無い。
今の成田もターミナル間の新交通システムがとろいのと、デザインがされていない田舎臭さが嫌いだ。


■Q9 海外での失敗談は?
これが、意外と無い。って言うか思い出せない。命の危険を感じた事や、事件に巻き込まれた事が無いからかな。それ以外、金を落としたり、盜まれた事も無いし。本当にヤバイエリアには近づかなかったからかな。一人でプラプラ歩くので、けっこう危なっかしいと思うんだけど、歩くスピード早いし、観光客に見えない格好だからかな。
道に迷ったり、怪しい奴に声かけられたり、危険な店に入っても、それがまた楽しみだったりするってのもあるけど。
アムスで、人生初のマリファナを決めた時には、オーバードープでぶっ倒れて、ちょっとぶるった。カジノで30万くらい勝っていた夜に、調子にのって深夜まで続けてたら最後には20万くらい負けた時は、沈んだ。


Q10 バトンを回したい人は?
バトン渡すと、次の相手に良くない事が起こるってジンクスがあるので、ヴァレスカ・ダ・クイーカには申し訳ないけど、ここでストップ。
誰か気になる人がいたら、自由にバトンを拾って次に繋いでください。ね、S君。