「長州ファイブ」

状況の説明が不親切すぎて冒頭、登場人物が誰だか理解しづらかったが、製作の意図で、歴史に残した名前でキャラクターを理解するのではなく、状況で感情移入をさせたいのだろうと好意的に観ていたが、やっぱり幕末物としてなら、ある程度登場人物が誰なのか分かっていた方がすんなり楽しめたと思う。
幕末の青年の群像劇として、あと一つ物足りないのは、史実を知らないせいか?でも作劇的にもう少しためと山が会っても良いのではと感じる作品だった。松田龍平は好演。父と顔がそっくりなシーンなどはっとするが、独自の存在感になっていると思う。