『組長の妻、はじめます。: 女ギャング亜弓姐さんの超ワル人生懺悔録』  廣末 登 本 読書メータ

組長の妻、はじめます。: 女ギャング亜弓姐さんの超ワル人生懺悔録
 

普通に暮らしている分には、めったに関わる事のない世界が、同じ日本で重なるように存在してるんだな。語り部だけからの話なので、片寄った部分や語られない部分があるのを承知で、このキップの良さには皆魅せられてしまうのは分かる。被害者には申し訳ないのだけれど。 ちょうど今放送しているクドカンのドラマ「監獄のお姫さま」とも重なる部分が多く、大学の話にはニヤニヤしてしまった。普通だと思っていた日常が、多層に様々な世界から構成されてる事を改めて感じる事のできた楽しい読書体験だった。