『機巧のイヴ: 新世界覚醒篇』 乾 緑郎 本 読書メーター

機巧のイヴ: 新世界覚醒篇 (新潮文庫)

機巧のイヴ: 新世界覚醒篇 (新潮文庫)

 

 

日の本スチームパンクの世界観が、独特の魅力だった前作と、つい比較してしまい独自性が薄れた様に感じるが、それでも伊武の美しさとちょっと天然な魅力は変わらず、読み終えれば伊武の世界だった。覚醒篇とある様に、これから広がっていくだろう物語の展開が楽しみ。鯨さんがどうなるのか、天帝と伊武がどう対立していくのか。 それにしても、巨大観覧車の登場にもしかしたらと思ったが、まさかの映画『1945』で来たか!!スペクタクルだよね。それだけでも楽しかった。