2004-08-20から1日間の記事一覧

てな事をだらだらと書いていられるような心理状況じゃないんだよ。もうできそこないの三流ドラマとバブル時代の業界ドラマのような毎日。夏休みすらやって来ない。どこへ向かって行くんだよ。ハハ。

『さぁ、クルマで出かけよう』 栗本槇一郎

と言うことで、上から続いて久しぶりにページを開いた。 俺のベストカー批評本だ。評論やレビューじゃない。あくまでもクルマを批評している本のベストだ。 15年経った今でもこの本の中で取り上げられている、人の身体感覚とクルマとの関係に関する考察は、…

『カエアンの聖衣』 バリントン・J・ベイリー

奇想天外な設定ははずなのに、何故か読書中はその特殊さに気付かされる事のない、良質な侵略SF。全銀河に渡る衣服を使った侵略と言う、オリジナルティ高い設定だけで、勝ちだ。 作者のイマジネーションが宇宙を駆けめぐり、スペースオペラが展開されていく。…

『富士山大噴火』 鯨統一郎

どうして、こうも薄い本を書いてしまったんだろう。デビュー作の『邪馬台国はどこですか?』は、素直に面白かった。歴史の事実と言われている事柄や謎を、独自の論理ですっと切り取って一本の短編ミステリーとして提供させて見せる手腕は、爽快だった。『と…