2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

なんとも色恋でごたごた、ぐずぐずしてる。 征服感だけが満たされて、その先が無い。自分の趣味は良く分かってるんだけどな。ぴたりとはまる女性が出た来たら、それでこの問題は全て片づくはずなだけど。いつも過ぎ去った匂いに身を委ねてぐだぐだしてるんだ…

「デア・デビル」

「女王の教室」第三話

阿久津先生の言う事は、ことごとく正論で、正しい。長いけど引用。「あなたのクラスの合唱を聴いても、仲良くなろうなんて思いませんよ、うちの生徒は。不真面目でやる気のない生徒が沢山いてもしかりもせず、逆にご機嫌をとるようなまねばっかりをして、教…

『バースト・ゾーン ー 爆裂地区』 吉村萬壱

爆裂な面白さ。暴力と性の爆発は、エンターテインメントとして申し分がない。どこか手あかのついた設定や、登場人物かも知れないが、ここで書かれるざらざらした暴力の力と、性のどうしようもなさは、最高だ。小説読む楽しみを満喫だ。神充や大陸やテロリン…

『オール・アバウト・セックス』

ある募集に参加するために、読まなければならかったので、読んだ一冊。性、セックスに関するあらゆる日本の小説を紹介する本。やたらと諸々の嗜好、趣味、性描写がされているが、ちっとも欲情をそそられない。さすが文芸紹介本だ。 この本について人に紹介す…

『コカイン・ナイト』 J.G.バラード

刺激的だ。詳細は気が向いたら。良い本だ。

『サマー/タイム/トラベラー1』 新城カズマ

褒める所も、けなす所も特にない。淡々とした語り口は独特で気持ちよいが、それだけ?2巻を読んでからだ。「何も起こらない」感は、好感が持てるな。中途半端な衒学風味はいただけないけれど。

男と女には、無数の関係があります。 自分の想いと方法が全てでしょ。 拘束する事が愛する事のはずないじゃないか。小学生だって知ってるよ。 ついに荷物が一切無くなった。テーブルの向こうに座るテディだけだ。 なんとも女々しいな。 明日の俺は、このまま…

『神様からのひと言』 荻原浩

荻原浩の文体とは相性が悪いようだ。『おろろ畑で捕まえて』や『ハードボイルド・エッグ』やこの作品もテーマはすごく共感できる。過疎の村を広告会社がプロデュースする、今を生きるハードボイルドってどんなの?、サラリーマンの矜持を軽い言葉で描く、ど…

『孤虫症』 真梨幸子

第32回メフィスト賞受賞作。有閑専業主婦のエロ小説として始まるこの作品の質感は、凄い。数行読み進めると、他に類をみない奇妙な肌触りでこちらに侵入してくる。最初はただの欲求不満主婦の日常をのぞき見ていたはずなのに、いつのまにか自分の中に違和感…

『神様のくれた指』

出所後まもないスリー古いスタイルを守り通している本物のスリと、赤坂の路地裏で占いを営む中世的な青年占い師の出会いと別れ。読んでいる間は心地良い小説だ。きめ細やかなな描写は、読んでいて心地良い。がそれだけかもしれない。ボーイ・ミーツ・ボーイ…

「悪霊喰」

想像していた通りの映画だった。 異端とされる宗派の司祭が、破門されたキリスト教信者の罪を喰らい、贖罪の行為を行うシンイーターと対立して、どうなる?って内容だ。WOWOWではスリラー・ホラーの扱いだったけど、違うだろ。宗教映画でも無いし。 ショービ…