2004-05-01から1ヶ月間の記事一覧

弱者だけが強い世の中ってのはやだな。弱者と強者、負けと勝ち、保護と優遇、自覚と責任、義務と権利、どうにもすっきりできるものじゃないが、声の大きな弱者が我が者顔でいるってだけは、ごめんだ。強者がわがもの顔ってもいやだけど。 言葉だけで平和にな…

数ヶ月ぶりに泳ぐが、1キロ行かなかった。体力の低下にかなりショック。ちょっと弱い男性からしきりに声をかけられて少し話すが、どうなんだろうな。 これだけ基礎体力落ちていたら、そりゃセックスも弱くなるわな。

『チルドレン』 伊坂幸太郎

期待してただけに、物足りない。正直な感想。いつもと同じような心地よさは確かにある。短編集のふりをした長編と言うもの、まあ分かる。でもね。陣内もかっこいいけど、他の作品に比べたらな。求める内容が高くなってるんだよな。と素人丸出しで、やる気の…

『デッド・ゾーン』 スティーブン・キング

キングの文章読本で見かけてから気になっていた。ちょっと不純な動機で読んだが、まあそれなり。構成と登場人物って事では参考になる所が多かった。 それにしてもクローネンバーグが映画撮っていたとは知らなかった。でもこの主人公がクリストファー・ウォー…

「新選組!」

海外ボツ!News 「番外:哀しい鴨について」 http://www5.big.or.jp/~hellcat/news/0405/kamo.html この記事に大変共感を覚える。 先週京都の太秦映画村で仕事があり、ご多分に漏れず新撰組特設コーナーなどが盛り上がっていたわけだが、かなりありきたりな…

「マルホランド ドライブ」

二度目。分かりやすいデビィッド・リンチ。 勘違い女の転落人生、恋の悲劇。ディアナへの愛情も同情も皆無なリンチの悪意に痺れる。愚かな女は、どこまで行っても愚かだ。 それにしてもここまで分かりやすくて、人に説明しやすいリンチ作品ってのも珍しい。

物理的に一緒に傍にいるのに、思いは分からない。手を伸ばせば指先に触れる場所にいるのに、指を伸ばす事ができない。 歌に自分の気持ちを託すほど、愚かにはなれないし。悲観してみせる程、賢くもない。 ぐずぐずと言葉を発する程、するくもないし。馬鹿で…

カンヌでマイケル・ムーアの「華氏911」が、パルムドール。快挙だ。どこぞの黄色い猿が脇役風情で偉そうな顔している中年アイドルが出席している恥ずかしさを吹き飛ばすような、こういう映画に賞を与える姿勢を賞賛したい。

拉致被害者の家族が一部帰国。ニュースをだらだらと見ている。この国に生まれた事を悲しく思う。ひとつの国として主張も出来ず、つくり笑顔で貢ぎ物をするような指導者。その慘めな姿を批判できないメディア。表層の感情でしか感想を言えない国民。左の馬鹿…

『立喰師列伝』押井守

『イノセンス』山田正紀

映画のノベライズ。と言う事になっているが、正確には映画のエピソードの前日譚。やたらと内省的に語るバトーが格好いい。押井のバトーともスタンドアローンのバトーとも違う、山田のバトーが情けない程に内省しまくっている姿に共感する。 非情だと自分を意…

「キル・ビル Vol.2」

Vol.1は今までのクエンティン・タランティーノを超えた超B級テイストアクション活劇として、最高にお気に入りだ。Vol.2に期待をするなって言うのが無理な話だ。 映画としてはVol.1とVol.2の2本で一本の映画として考えれば良いんだろうけど、このテイストの…

なんだか、ほんとうに普通の日記だ。 書く事もつまらないけど、書かないでいるのはもっとつまらない。

帰りは天国のようなフライトだったが、行きは地獄。何年かぶりのエコノでしかも機体後方。周囲の貧乏くささと卑屈な空気に窒息しそうだった。何が悲しくてこんなくそのような狹いシートに閉じこめられなければならないのか。隣のおやじの口臭にも閉口だ。ガ…

福岡から帰ってくる飛行機。強い雨で機体はかなり揺れた。いつもどおり着席と同時くらいに眠りついたが、水平飛行になったあたりで何故か目が覚めた。 窓の外には一面の雲の海。太陽の光をあびて純白の平原が燿いている。左右の窓を見回すと機体の周辺水平線…

仕事と熱帯魚の世話だけで終わった週末。 なんもなか。

『凹村戦争』

こういう話は、嫌いだ。ナイーブな感性って事を信じてないから。 こんな柔らかでナイーブ(センシティブではない)な世界観で閉塞を感じ、日常にきゅうきゅうとしている奴は、どんどん落ちていってくれ。俺は、管理教育も、監獄社会も、絶望感も、受験戦争も…

『不自由な心』

不倫がいけないなんて言うほど、頭が固いわけじゃない。経験が無いわけでもない。恋愛が一度限りで永久に継続できるものでも、かといって続ける事ができないものでもない事も知っている。大切な人を永く愛し続けようとしているし、同時に複数の女性を好きに…

『イニシエーション・ラブ』乾くるみ

噂の話題作。ただいま2順目。感想はその後。感想書くと全てがネタばれになりそうで、書けない。買って下さい。読んで下さい。今年のベストではないけれど、それでもかなりの問題・意欲作。細かな所まで気が利いている。

週末の間不在にするとのメールを金曜に受ける。とてつもなく落ち込む。なんだ、この気持ちは。自分の中に知らない単純な部分がある事にとまどう。理性や理屈じゃ説明できない事は良く分かっているけれど、こうもシンプルにプリミティブな感情があった事に我…

文章書きのパートナーに痛い所を細かく指摘されて、ちょっと弱くなっている。分かってる部分と譲れない部分にどう折り合いを付けるか。力不足。でもオナニー小説じゃないんだよ。熱いはずなんだけど、届かない。もどかしい。男相手でも思いが届かないのがこ…

「エイリアス」

24hoursのように、しっかりとつくられたドラマかと思っていた。設定がすごすぎて、詳細がでたらめ。心の広い俺でもちょっとどうかと思う。

「ガサラキ」

一挙観賞中。まだ1/3。ボトムスの高橋良輔監督、ここまでやるか。本放送は、日曜の午前中だったはず。あの時間にこの内容。サンライズの意気込みと、頑なさを感じる。谷口悟郎が助監だったのか。ここにも小中千昭の名前発見。なんともね。

『ストーンエイジKIDS』

『砦なき者』野沢尚

『黄金旅風』飯島和一

『ハードボイルド・エッグ』荻原浩

なんだか出張中の新幹線の中で、ビール片手に読んでりゃ良いような内容だ。作者はすばる受賞作の『オロロ畑で捕まえて』もそうだってたけど、薄味であと数歩の書き込みが足りない。物足りない。 主人公の造形と、作品で書きたかった世界は分かるんだよ。ちょ…

行くつもりだったVol.2にもロボット映画にも行けてない。明日がラストチャンスだ。

「修羅雪姫」

で、日本映画専門チャンネルの粋な計らい、「キル・ビル Vol.2」公開記念の「修羅雪姫」「修羅雪姫 怨み恋歌」「子連れ狼 三途の川の乳母車」一挙放映企画の一本を観る。監督は藤田敏八。びんぱっちぁんですよ。七十年代東映映画の醍醐味満載の、娯楽映画だ…

「キル・ビル Vol.1」

DVDで再観。最高だ。感想は変わらない。しみじみと娯楽映画の醍醐味を楽しんだ。映画館で観た時笑いまくった箇所に、同じように笑えるってのも凄い。IGのアニメパートで出てくる一人がビルだって事に気が付いたのが、今回唯一の新しい点。 同居人も目を皿に…