2013-01-01から1年間の記事一覧

「ロボジー」★☆

単純明快。ただただニヤニヤ笑っていられる映画。 適材適所の役者が、予想通りの役割で演技をしていることに安心しながら、この緩い感じも時には良いなとぼんやりと思った。

「DRIVE」★★★★

静かな男が、唐突に露にする暴力。映画全体を象徴するような、駐車場へ向かうエレベータ内のシーンに魅せられた。 一瞬前に唇を通し触合い気持ちを伝えたはずながらも、主人公と女性との間に流れる埋まることのない隔たりの空気。断ち切りように閉じるエレベ…

「ヴァルハラ・ライジング」★★★★

北欧神話をベースにし、ヴァイキングの世界を背景にしたスタイリッシュで凶暴な暴力と戦士の再生の物語。 ほとんど台詞のない冒頭10分あまりのシーンで完全に俺のハートは鷲掴みされ、観念的な世界観が展開する終盤まで一挙に映画の世界に魅せられた。 全身…

「アルゴ」★★★★

「誘拐ラプソディー」★★★

「TIME タイム」★★

「素敵な金縛り」★★

「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える」★☆

 「スマグラー」 ★

 「ヘッドハンター」 ★★★☆

予想を斜め上で、裏切っていくスピード感に溢れた傑作。 映画内リアルを徹底し、鑑賞中一瞬も飽きさせない。 しかも、男誰もが持つコンプレックスと憧れか根底にながれ、気がつけば共感させられてる手際の良い演出。 ハリウッドとも手触りの違う、隠れた名作…

 「愛 アムール」 ★★★

夫婦の終の姿を、生々しくそのままの形で目の前に静かに示して見せる。 目を逃せられなくて、隣に座る相手の事を考えざるを得なくて、自分の老いを直視せざるを得なくて、とてもストレートに迫ってくる映画だった。 ストーリやシュチエーションに目新しいも…

「ハンガーゲーム」☆

「トータルリコール」(2011) ★

「鍵泥棒のメソッド」 ★★

「ワイルド7」 ★

オープニングのバイクの登場シーンだけは格好良いい。それだけの映画。 なんだあの敵。七人もちっとまワイルドじゃねえし。猥雑さとワイルドさがないなんて、ワイルド7の映画じゃねぇだろ。

「ストロベリーナイト インビジブルレイン」★★★☆

好きなんだよ、姫川と姫川班が。 小説はあまり印象に残っていないけど、テレビドラマの竹内結子が物語と世界にとても強い印象を与えていて、観てる間ずっと幸せな気分だった。 秘められた悪意とか闇って言うには、ちょっと薄っぺらい作りだけれど、チーム、…

「ザ・タウン」★★★

被害者とやがて心を交わし、恋に落ちる男。希望のない街や人々の中で厭んでいた生活からの脱出を望む男。 アクションカットでの緊張感と迫力を伝える演出と人を描くときの細やかな演出のバランスが心地よく、鑑賞中とても良い映画に触れていると感じさせるが…

「桐島、部活やめるってよ」 ★★★★

たしかに、これは語りたくなる映画だ。 卒業して年月を重ねたおっさんやおばさんだけでなく、ついこの前まで現役だった連中もそうだろう。学校と言う空間から、次の世界に移った/移らされた人それぞれが、いまある場所から「あの頃」を思い出し自分語りをし…

「ゲキシネ 髑髏城の七人」 ★★★★

演劇と映画のハイブリット。 ずっと観たかったのに、なかなか機会がなくやっと鑑賞できた。 肉体の脈動とカメラが切り取るドラマが、舞台とも映画とも異なる体験を提供してくれる。 物語はシンプルで、誰にでも想像のつく範囲内だが、役者たちの汗や吐息を感…

「メタルヘッド」 ★★★

始まりの一瞬からまさに映画。 凄い。 少年のシーンに巻き込まれたあとは、最後までこの世界を見届ければ良い。 異邦人が価値観を再構築して成長を促す形式の物語に、メタルを持ち込んだ奇抜さと意外と親和性が高かったパンクが面白い。 神様は優しくて親切…

「007 スカイフォール」★★★★☆

俺の中では007のベスト。大人のためのフィクションとしては完璧なできだ。 ダニエル・クレイグの007シリーズは本当に良くできている。 愛する女、育ての親の情、全てを失い最後の涙を流したボンドの後には、一巡してリブートされた007の世界が広がるってこと…

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」★★★☆

こう来るわけか。 俺はあの船は好きじゃないけど、このグズグズな感じはエヴァなんだよな。 でももう哲学っぽいこととかグズグズはいらねーし、あの時代の気分は捨てていいから破で見せた、エンターテインメントに徹した映画を俺は観たい。

「ミッション:8ミニッツ」★★★

「ぼくのエリ」★★★★☆

静謐で静かなオリジナルの方が好きだ。どちらもどちらの良さがあるが、北欧の乾燥して痛い冷気の中で、交わっていく少年と少女の姿が哀しい。 プールでのシーンに現れているようなオリジナル版の演出センス、抑え具合の絶妙さが、観るものに静かに染みこんで…

「モールス」★★★

「猿の惑星 創世記」 ★★★

オリジナルの猿の惑星とはビジュアルとしては、かなり遠いものなのにどこか同じ手触りを感じる。 猿たちの名前などオリジナルへのリスペクトを感じ、新たな歴史を紡いでいく意識が伝わり、嬉しくなる。

「蜘蛛女」 ★★

小粒だけど、キリキリと締まって見応えのある佳作。 腐敗した警官役の若いゲイリー・オールドマンの熱い演技と蜘蛛女役の女優の怪演だけの映画だけど、見ている間の心地よさはなかなか良いと思う。エンディングの寂寥感は、きっちりと形造られた映画だからこ…