2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

携帯に一通もメールが届かない日。たぶん初めてだ。 平行して読んでいる白石と矢作の本のせいもあって、かなり内省的な気分だ。 自分とは、生きるとは、死とは、仕事とは、男とは、とかくだらなくて魅力的な事ばっかり、頭の中で言葉で思考してばかりいる。…

後輩のブログでとことん恋愛至上主義者として紹介される。嘘は一つもないけれど、俺の気分とも完全には一致しない。気持ちよき事、心地良い事を追求したいだけ。どうせなら、快楽至上主義者と呼んで欲しいものです。肉体的にも精神的にもね。言えない事も多…

思いっきりありきたりなんだけどドラマの「電車男」は面白いな。旧来のドラマのフォーマットが崩壊してしまっている今、新しく軽妙なフォーマットとしての可能性を感じる。まず単純に笑えて泣ける。みんなでディスプレー抱きすくめるなんて、今までのドラマ…

ここのしばらく、物語や日常に感じる力が落ちていると感じる。感じる力と言うか、心の触感と言うか、なんだか切り離されている感じがするんだよな。 本だとか映画だとかを一週間断ってみようかと思案中。久しぶりのセックスがやたら気持ちよいように、貪る様…

「ジョゼと虎と魚たち」

とても良くできた「恋愛映画」だ。ひとつひとつのシーンや登場人物がていねいに描かれている。性欲と食欲に素直なだけの薄っぺらい普通の青年と社会との接点を持たなかった下半身麻痺の少女の、現代の恋愛。 最初俺は、少女のハンディキャップが恋愛の障害に…

日記で政治を書く気はもうとう無いんだけど、今回の状況はちょっと特殊だ。 郵政民営化に争点を一元化しようとする小泉首相と、恥ずかしいくらい旧態と醜態をさらす亀井逹の造反議員。「刺客」だとか「くの一」だとかくだらなキーワードの反乱。期待と混乱と…

多摩川の花火大会に行ってきた。 人生初の浴衣を着てみた。横を歩く女性も美しい浴衣姿だ。浴衣は女性の美しさを三割り増しするって言うけど、嘘か誠か普段と違って見えるから不思議だ。 花火の興奮ってすごく原始的で、爆発の空気の振動が体を揺する感触と…

『海の底』

前作『空の中』に比べて、こちらの方が好きだ。海底から巨大水棲生物が多数出没し、対戦する機動隊、自衛隊の話。メインはきりしお級潜水艦に閉じ込められた水自の幹部候補生二人と小学生〜中学生までの子供たちの話。 前作とあわせこの二作は平成ガメラシリ…

『眠れるプリュチェル』

盛田の『おいしい水』と同じテーマを扱った、郊外のマンションに暮らす主婦の物語。 同じ状況テーマながらも前者の徹底したリアリティと赤裸々さとは異なる、リアルなファンタジーだ。 俺は盛田の方が好きだけれど、女性ならではのこの感性も嫌いではない。 …

『呼吸』

『ウォータースライダーをのぼれ』

『NHKへようこそ』

「亡国のイージス」

「皇帝ペンギン」

『死神の精度』

全部後で

『サラミス』

『空の中』