2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『ダビィンチ・コード』 ダン・ブラウン

世紀の大ベストセラー、しかも超大作映画化!と言うわけで、映画を観る前に読了。 すらすら読める。これは部数も伸びるはずだし、皆読んでるわけだわ。 小説として、テーマや素材は刺激的だけど、小説としては凡作だ。物語を進めるためだけのキャラクターが…

「海猿 Limit of Love」

映画、テレビドラマと続いてきたシリーズのファイナル、パニックムービーとしての評価が思いのほか高いので、気になっていた。 取り残された乗客、刻々と迫るリミット、不可能な状況と克服、連帯と友情、プロとしての仕事、ともに過ごしてきた男達の信頼と絶…

『陽気なギャングの日常と襲撃』 伊坂幸太郎

大傑作『陽気なギャングが地球をまわす』の続編。期待しない方がどうかしている。 映画化のおかげかどうかは知らないが、良くぞ出版してくれた。どれだけ待ったことか! 一読、体中が伊坂ワールド(この作品の場合は、ギャング連中ワールドか?)に満たされ、…

「LOST」

ここ半年、録画しては時々思い出した様に観賞してゆっくりと消化していたのだけれど、ついに1シーズン終了。オーストラリアからLAに向かう飛行機が太平洋のど真ん中で墜落し、南海の孤島に不時着、生き残った40数人の物語と言う、概要を聞いた時とは、かなり…

「飛縁馬」

『氷菓』 米澤 穂信

『レイクサイド』 東野圭吾

『青空の卵』 坂木司

ひきこもり探偵とその友人との、ホームズ・ワトソンもの。しかも人が死んだり、物騒な事件が起こるわけではない生活の謎ミステリー。最近多いんだよな、こういう生活の中の謎もの。嫌いじゃないけど、少し食傷気味だ。と思って読んでいたら、ふっとばされた…

『消し屋A』 ヒキタクニオ

『狂気の桜』に脇役として登場していた消し屋の、スピンアウトストーリー。可もなく不可もなし、普通に面白い。心に響く台詞も多いし、誰にでもお奨めできる一冊だ。本筋とは直接関係ない、消される対象のホークスの名捕手真壁の父の過去の話や、オカマ三人…