2007-01-10から1日間の記事一覧

今更ながら、あけまして、おめでとうございます。

忙しぶるのは性にあわないのですが、師走の頭から、今の今までまったく時間がありません。第九回の”あれ”の締め切りが目前なのに・・・。

「神様からのひと言」

年末からの備忘録、 他にもう少し映画を観たんだけど、すっかり忘れてる。

「男たちの大和」

映画の内容はともかく、大和の再現と、角川春樹の復活に賞賛をあげたい。この大作を復帰第一弾にした春樹の凄さは、絶対に日本映画には必要なものだ。上に書いた一瀬や仙道など魅力的なプロデューサが増えることが、日本の映画を面白くするんだと信じている。…

「日本以外沈没」

『芥子の花 金春屋ゴメス』 西條奈加

『ハリウッドで勝て!』 一瀬隆重

成功した映画プロデューサの書いた本ってのは、どうしてこうも面白いのだろう。仙道の本もそうだったけれど、自己愛と過剰な自意識、挑戦し続ける気迫みたいなものが籠っているからなんだろうな。たとえ自慢話だったとしても。 いつか追い抜いてやるって、気…

『マルドゥック・ヴェロシティ』 冲方丁

前作にも負けない作者の魂を感じる物語。『マルドゥック・スクランブル』の前日譚。一挙に読ませる物語の迫力こそが、この作品のコアだ。 主人公ボイルドの心の変遷が切ない。タフな男の柔い弱さが踏みにじられていく樣は、残酷なまでに美しい。浄化されるた…

『ナイチンゲールの沈黙』 海堂尊

『ルーシー・デズモンド』 松尾清貴

『目を開く』 マイケル・Z・リューイン

『恋愛の解体と北区の滅亡』 前田司郎

しょせん三島賞の候補。なんとも俺には響かなかった。宇宙人襲来とSMプレイと恋愛の解体って、ほんと、「お文学」って感じで厭になるよ。