白い巨塔」も「牡丹と薔薇」も終わってしまった。
ドラマに関しては抜け殻だ。全力で作られてるドラマは、見る側にも体力がいる。
いいんだよ、気分なてモノや数字なんてものでドラマを作らなくても。強い物語を語ろうと言う意志こそが全てだ。
白い巨塔」は月曜からフジの衛星で旧版が始まる。見逃せないよ。「牡丹と薔薇」は第一話から欠かさず見てきたもには、一瞬少しものたりないが、深い。深すぎる。本当の狂気を胸にひめたぼたんの愛情。突き詰めた姉妹愛の狂気。周囲を巻き込んで、愚かな周囲のせいで悲惨な状態になる。ぶっとんだ進行と展開がやたらと面白かった。
白い巨塔」は、今のドラマ制作現場の限界と可能性が見えたような気がする。キャスト主導じゃないドラマ作り。ひさしぶりの2クールぶち抜きのドラマ。以前はこれが当たり前だった。一人のシナリオライターが物語りをひっぱり、うれっこがキャスト先行のドラマに出るようになって、変化してしまったドラマの制作が、これにより少しでも物語・ドラマ主導になってくれる事を望む。
って硬く言うほどののものでもない。たかがドラマだからな。だからこそドラマなんだけどね。