なかなか仕事の流れが止まない。忙しいと嘆いて同情をかったり、自分が必要とされている人間だと周囲にアピールする気はない。
忙しい、忙しいと頻繁に口にする人間の多くの、あの醜さってのはどうだ?気色悪い。
静かに淡々と数ある仕事をこなし、気を抜いた一瞬に疲れを見せる連中だけは、信頼できる。戦友と同じニュアンスで、「仲間」だと思える。
数少なくても良いのでそういう「仲間」と時間を過ごしたいし、そうした少数の「仲間」と歩んでくる事のできた今までの俺は、幸せだ。

と思っていたら、もと部下(というか後輩)から相談があると言うメール。忙しさも一息吐いた週末に台湾料理を共にした。
まあありふれた相談だったわけだけれど、最後の一歩がどうしても親身になれない。もともと他人にも自分にも深く同情できるタイプじゃなかったけど、今回の彼の話にはシンパシーを感じる事ができなかった。許せ。
俺だって、辛酸なめて転職重ねてここにいるんだよ。言葉で相談する前に、前や横を歩く人達の様子や行動を見て、自分の中で全てを決めて一歩を進めろよ。
相談したいなんて人に言った事は、辞職する時しかなかったな。
政治や、社会に関わる事以外で自分一人で解決できない問題に悩んでいるとしたら、自分のおかれている状況が分不相応なんだよ。