「愛と平成の色男」

懐かしい。懐かしいだろ?
バブルのチープなゴージャスが楽しい。結局、この頃にかっこよいと感じた物が、手を変え品を変え、俺の中にまだあるんだな〜と思う。ジャガーに乗った歯科医でジャズプレイヤーって設定だけで、もうクラクラだもんな、この作品の中の石田純一は、まあ許容範囲だよね。
それにしても森田芳光は、この作品をなぜ作ろうと思ったんだろう?軽い調子のアーバンコメディーって言う当時の日本ではなかった、おしゃれな軽さにあふれた映画を作りたかったんだろうけど、正直邦画の世界では難しかったんだろうな。けっして成功している映画とは思えない。森田だからこそ、当時ここまでできたんだって評価が正解だと思う。