『耳をふさいで夜を走る』 石持浅海

サイコパス視点で連続殺人を描いているのが新鮮。しかも主人公の心情は正当で一見共感しやすそうな罠。どこかかにある違和感も、ロジックの中では気がつきにくい。
最後まで主人公に共感して読み切ってもそれはそれでありか。