2003-01-01から1年間の記事一覧

スゴ録

買った。まだ届いてないけど、家電をかってこんなに到着が待ち遠しいのは、最初にマックを買った時いらい。 こういうのは単純に嬉しいな。

「マンハッタン ラブストーリー」

最高!コスモピンクの小泉今日子は、もうつきぬけちゃってて最高!こういう女性となら一緒に生活したいな。永瀬君に軽く嫉妬だ。 それにしても裏の「白い巨塔」なのが悔しい。どうしても視聴率が悪くなる、視聴率は決してドラマのクオリティーの判断にはなら…

『誰か』 宮部みゆき

面白い。今年は後半傑作の多い年だ。社会系ミステリーとは毛色の違う、ネオハードボイルドものだ。リューインのサムスン・シリーズの日本版。こういうのを待っていた。って言うかこういうのを書きたいと思っていた。小さな日常の事件。解明されていく現代の…

『アヒルと鴨のコインロッカー』

伊坂幸太郎の新作。変わらず素敵な作品だ。作者らしい登場人物逹が悪意ある出来事に巻き込まれ、それぞれの方法で乗り越えていく。単純な正義感でも善意でもないやり方で決着をつけていく内容は気持ちがよい。鳥葬を選択した彼の哀しさと決意と人の良さが心…

ガンダムエース

またも購入。なんだバンダイ、その他の商魂逞しさは!卑しい。卑しすぎる。 だいたい1stガンダム以外はガンダムじゃない。ガンダムもどきだ。Z、ZZ、「逆襲のシャア」だけは正統の系譜でなんとか許されるけれど。それ以外は商売根性丸出しのガンダムもどきだ…

『ケイゾク/映画』

テレビドラマ放映中には狂ったように見ていた。TBSの金曜10時と言う花形の枠で、初めて外部の演出家が制作したドラマで、強烈な演出と世界、とぼけたキャラクターとシリアスな裏設定。刺激に満ちたドラマで再放送まで見まくってしまった。 映画も公開日に映…

『姉飼』

第10回日本ホラー小説大賞 大賞受賞作 不気味さが面白い。SM的加虐趣味が底音として流れ、いかがわしくて妖しい耽美の世界が構築されている。姉を飼う、この一点の設定だけで素晴らしい作品だ。 渋谷だの恵比寿だの白金だのの変な流用が若干鼻につくが、寓話…

『KILL BILL』

最高。別にタランティーノ作品じゃなくても、最高!B級アクション活劇映画の良さの固まりみたいな映画。上映中どうして観客が笑わないのか不思議なくらい面白いシーンもめじろおしだし、リアルを無視した劇画的な惨殺・流血シーンや、B級の美意識に滿ちたカ…

ボジョレー・ヌーボー

福岡の試飲会の話には笑った。どうせだめなんだよ。こういう大人に育てられる子供はどうなるって、こういう世の中になるんだよな。どうやってそこから遠くに行くんだろう。今必要なのはリセットなんだよな。こういう下品な連中が恥ずかしいと感じる世の中に…

『R.P.G.』

NHKの芸術祭参加作品。宮部みゆきの作品はNHKに向いているかも。手堅い演出。小説は未読なので素直に楽しめた。けれどこのドラマで何が言いたかったの?きっとこうだろうってのは分かるけど、全然伝わってこない。しょせんドラマなんてこんなもんだ。視聴者…

『チャイナタウン』『黄昏のチャイナタウン』

ロマン・ポランスキー監督の第一作と、ジャック・ニコルソン監督の第二作。続けて観た。第一作はずいぶん前に観ていたし、第二作も学生時代に映画館で観てるはず。がさっぱり頭に残っていなかった。どちらも良い映画だな。全然目指すテイストは違うけれど、…

ってことでホラー小説って何?

この答えが見つけられない。 これが見つかるとひとつ抜けられるんだけどね。まあみんな考えて言えるんだけどね。

「相続人」

「リング」の香りがする。話の展開はすごく上手い。あっと言う間に引き込まれる。落としどころも進み方も読めるのにぐいぐいと読まされるのはさすが受賞作。別の賞を受賞してるも頷ける。でも怖くないんだよな。身近に感じる世界ではないのも残念。「リング…

「白い部屋で月の歌を」

良いタイトルだよな。怖くないけど哀しい。ホラーの新しい価値って感じ。これは好きだな。もう一つの中編は普通。ごく普通。

『崑崙遊撃隊』 山田正紀

神三部作と屬に呼ばれてるらしい。というか過去言われていた。のは間違いない。でもやっぱり神シリーズは『神狩り』につきる。十六連節だか三十七連節だかの関係代名詞を使用した文章が記された過去の遺物が発見される。それだけの数の関係代名詞を使用した…

「野性時代」 新創刊

おー野性時代。旧「野性時代」は好きだった。北方謙三、村上龍、つかこうへい、矢作俊彦みんなこの雑誌で初めて作品を読んだ。天童荒太も本名で野生時代小説大賞を受賞して作品が掲載されていたりした。今思えば見城徹などの優秀な名物編集者の仕事のおかげ…

死んでいったものを送る旅。死者とのバディ、ロードムービー。

二重家族

昼間は仕事で調査に専念できない探偵役の主人公。仕事揚がり次第の探偵。残業のせいで大事なタイミングを逃す。私だってできる事ならフルタイムで探したいのだ。でが悲しいかな私はいっかいのサラリーマン。決められた納期を守ってこその仕事だ。結局今日も日付が変わってからの行動をせざるをえない。いったい何ができると言うのか。いつのまにか探偵になったつもりでいた。

成功した画家。プロモーションの一環で関わる私。グレートギャッツビーの心情の画家。その心理に気付く十代の息子。画家の画をナイフで切り刻む。息子の心を探る私。その先にいる画家の心を覗く私。画家の悲劇。「あの頃彼女は地方の有名人だった。その時姿を現す事もできたんだ。でもしなかった。自分が有名になってから、彼女の前に偶然現れる。それが私の理想だった。そじゃなければ意味がないと思ってた。現在の悲劇はそこからはじまっているんだな。私が自分の気持ちに正直になれなかった事、虚勢。それが息子の悲劇の原因だったんだ」

金田伊功

現役で、今だにすごい作画で嬉しい。しかも今でも人気があるのが嬉しい。

選挙

結局公明の勝ちってことだろ。政教分離ができていない、宗教集団に日本のキャスティングボードを握られていいのか?革命だよ、革命。団塊の世代よ今しかないだろ!俺はしないけどね。共産主義を目指せとはいわない。いいじゃん今を肯定でも、とにかく似非カ…

BRAJACKET

ってところの無料の紙製文庫カバー。重宝してる。フリーペーパーの発展系みたいな感じ。文庫しかないのが辛い。新書用も早くだそうよ。リーガルとGOLDWINだけしか使ってないんだけど、ひとついつも在庫が無い気になるデザインのものがあるんだよな。欲しい。

「マネーの虎」

時間帯変更後の有名人路線は、戦略としては理解できるけれど、なんともつまらん。人選も微妙で今日の底抜けエアラインなんて、渋い所。でもやっぱ一番の魅力はいっちゃってる素人のぎとぎとして自分勝手な思いこみの欲望だったのに。

実写版『セーラームーン』

見ちゃったよ。なぜか朝目が覚めて、気が付けばテレビで流れてた。良くわからんけど、ジュピター?緑かわいい。あの脚の細い感じはいいな〜、綺麗だ。って一瞬ロリの気持ちを理解しそうになるが、別に歳にかかわりのない脚の美しさだったのだと自分で納得す…

『アラビアの夜の種族』 古川日出男

「譚られることは不滅になることです」 古川日出男は扱う世界が幅広くて好きだな。『サウンド・トラック』も良かった。濃密さで言えば『13』が一番だけれども、物語としてはどれも独自の面白さがある。でもこれは面白いんだけれど、その先がない。現在に響…

『Dolls』 北野武

寢た。文楽をモチーフとかってのはよく分かる。北野ブルーじゃなく日本の四季の色彩を表現したいってのもよく分かる。でもその前に物語りがつまらないよ。って言っても最初の菅野美穂のパートの途中で寢てしまったのだけれど・・・。

選挙

行ってきた。自分の一票がどれだけの重みを持つかあいかわらず実感できないが、法華や利権屋や売国奴の党が少しでも勢力を落とす可能性がこの行為にあるのならと行ってきた。って言うか社会に文句を言うならまず投票しろ。無記入でもかまわない。選挙に投票…

『ららら科學の子』 矢作俊彦

この設定はやられた。文学界に連載されているなんて知りもしなかったけれど、矢作さんあんたは凄い。あの時代に対する決着も納得もついておらず、あの頃夢見た未来=今がこうした状況である中何を語れるのか、何を語るのか。あの時が素晴らしく今が駄目なわ…