2004-02-23から1日間の記事一覧

筒井康隆

少し古いけど、三島賞を舞城王太郎『阿修羅ガール』で授賞した時の、筒井大人の評。 言いえて妙。さもありなん。こうもシンプルに言われるとその通り。 近年、某社からやたらに若い女性の書き手が登場するが、本来的に二十歳以前の文学は無理なのである。だ…

『快楽主義の哲学』澁澤龍彦

ずっと買いっぱなしで積んであった一冊をたまたまチョイス。カッパ・ブックス用に書かれたエッセイだと言う。60年代から70年代にかけては過激だっただろう言葉も今ではソフトに感じられるのはご愛敬だ。 しかしここに書かれ否定されているような事柄が、どれ…