2006-01-01から1年間の記事一覧

『ハサミ男』

再読でも面白かった。先週DVD借りて頭の十分くらいまでは観る事ができたんだけど、わけあって途中で中断してしまい、欲求不満解消と、で豊田悦司は何の役割なのかを確認したくて本棚から引っ張り出してきた。 映像化不可能といわれた作品を、あんな風に解釈…

『QED 鬼の城伝説』 高田 崇史

長く続いてるシリーズだ。京極フォロワーの一つとして登場した二番煎じ企画だと思って読み始めたシリーズも、順調に続いている。何冊目かは知らない。 岡山を舞台に桃太郎伝説を紐解きながら、同時に解決されていく密室殺人。新本格にありがちな、トリックと…

『国家の品格』 藤原 正彦

『キタイ』 吉来 駿作

「里見八犬伝」

ジャニーズ滝沢だからとバカにしながら、見始めたけれど、単純に骨太な娯楽時代劇で、意外に面白かった。滝沢もがんばっていたし。八犬伝と言えば、人形劇だと刷り込まれた世代の俺だけれど、犬士が次々と集い始め、対する悪役の登場人物逹と対峙していく流…

「ポセイドン・アドベンチャー」

もうね、犬が可愛すぎて、しまいには子供まで欲しくなる今日この頃ですよ。 赤ちゃんと仔犬を同列に語って、子供を育てている本当の親には、冷たい目で見られてしまいましたが・・・。 そんでも、小さな生き物を保護しながら、生命を守り慈しんでいく事、暖…

当然の義務と権利を理解できず、大声で権利を主張し、弱者の顔でエゴと主義を押しつけて騒ぎを起こす連中には、怒りを覚える。 例え祖語が多く、運用者が清廉潔白でない薄汚い奴らでも、システムの中で生きざるえない以上、全ての日本人が負う義務を全うして…

ミステリ既読調査 2005

http://mystery.parfait.ne.jp/best/2006/enq.cgi やばい、平均以下じゃん。(投票人数:707人・平均既読数:20.3冊 ) ミステリー以外にもね、けっこう読んだから去年は。 それにしても米澤穂信って人気あるのな。ちょっと意外。あなたのチェック合計: 16冊 …

『ゲッペルスの贈り物』 藤岡真

8年前、新刊として本屋で平積みにしてあったのを見た時から気になっていた。その後タイトルを忘れてしまい、そのままだった。2、3年前からひょんな事をきっかけに探してはいたのだが、絶版になっていたようで見つからず、古本すら市場には出回っていないよう…

『九杯目には早すぎる』 蒼井上鷹

小説推理新人賞を含む短編集。バーや居酒屋など酒場が必ず一度は出てくるライト推理小説?かならずしも酒場が舞台になるわけではないけれど。 バーを舞台にした短編・中篇なら掃いて捨てるほど、いかした傑作の多い分野だけれど、ハートウォーミングでも日常…

物欲。 ブラザーのカラーレーザー複合機「MFC-9420CN」欲しい! またもキャンペーンに参加だ。 複合機がいかに便利かを立証する、ってのがお題らしい。スペースの問題がなんといっても一番だが、それじゃ芸がなさすぎるか。 次に嬉しいのは、所有する喜びか…

『未確認家族』 新潮文庫 戸梶圭太

まあ、こんなもんでしょ。オーバードライブ気味などたばたもいつもどおり。家族への幻想なんてもうないだろ。特に小説の世界では。過剰も重なると、過剰のための過剰って感じになるんだよな。

いまごろになって2005年の10冊を考え中。 出来事は04年の以降のいきあたりばったりが結実した年だった。 ・17年暮らした部屋から引越し ・スピード違反で捕まる、そして免停 ・サーフィンを始める ついでにマイボード・ウェアまで購入 ・親父入院と手術 ・出…

『カポネ』

映画「アンタッチャブル」とはまるで違うエリオット・ネスのキャラクターが良い。功名心と上昇志向の強いあんちゃんが、アル・カポネに惹かれながら利用してのしあがって行く後半のパートが面白い。

『チューイング・ボーン』

これは、はずれ。設定の一部だけが面白いけど、文章は下手だし、展開もテーマもありきたりだ。第一ホラーじゃない。

『砂漠』

伊坂には期待しているぶんだけ、凡庸だと感じた。西山のキャラは伊坂らしくて良い味だけれど、ピエロの兄弟や成瀬や響野には、遠く及ばない。サンボマスターのまんま生き写しのキャラじゃだめだろ。 ただし他の作者の青春小説に比べたら遙かに良作だ。

『パンツを脱いだサル』

栗慎あいかわらず。脳梗塞で倒れた時にはもうだめかと思った。スピード感が薄れたが、書き殴っていく文体は健在。論じられる内容は決してオリジナルrの目新しさは無いが、きっちりと落とし前をつける男心に満足だ。

『神はサイコロをふらない』

どうなんだろうな?作者のブログは、偏屈で好きだけれど、この作品とうまく繋がらない。

『博士の愛した数式』 小川 洋子

「戦国自衛隊1549」

「バタフライエフェクト」

「感染」

「姑獲鳥の夏」

「アイランド」