「コヨーテ・アグリー」

こんな単純に夢見て、その夢が現実になる映画でいいのか?なんの障害もないし、欠点・コンプレックスを克服する努力の跡も無い。
観ている俺達にカタルシスを与える事なんてできるわけない。
主人公の女の子の普通っぷりの可愛さだけが救いだな。
こんなバーがあったら週末は遊びに行きたいよ。でもその魅力的なバーが映画に深く関わってこない。ただの背景でしかないのが残念だ。別にこのバーじゃなくても主人公は夢を追いかける事ができるだろうし、この場所である必然性はほとんどない。
ついでに言えば女性の裸が出てこないのも、レートを意識したいただけない表現だ。この方向でこういったバーなら主人公以外に裸を武器にして自分を表現する女性が出てくるべきなのに。まあどちらにしろ脇役にドラマもキャラクターもきっちりと振られていないので、どうでも良い事なのかもしれない。