「宇宙戦艦ヤマト復活篇」

酷い映画だ。小学生の時TVでヤマト観て、熱中しすぎてファンクラブ作ってファンジン作ったのは良い思い出だけど、その後の「さらば」「新たなる」とか次々出てくるヤマトに裏切られたような気分になりながらも、子供心に受けた衝撃は忘れられず、ヤマトは特別な存在だったりするんだけど、これは本当に酷い。西崎Pの偏向ぶりってのは、当時から色々あったしあの事件もあったりしたが、ここまでヤマトを酷いことにするってのは、どうなの?
わかりやすいSUSと有色の資源国、覇権主義へのゲリラによる抵抗って、どこまで薄い内容なのかって話で、アメリカとその傀儡の国連と武士道って、こんな安易な構造で誰の心に何を届けたいのか、老害爺の耄碌話以外の何者でもない。石原慎太郎原案ってのは、まあこんなものだし、最初からあきらめもつくってものだけど、脚本の中身がひどすぎるよ。異次元の存在ってとこで、笑いまくったよ。
ヤマト発進の時佐々木功の歌じゃないのはしょうがないけど、何あの力の無い声は。何もわかってないって言うか、何も考えてない爺は早く死んでもらいたい。
年末年始に、ファミリー劇場で再放送していたヤマト全作放送で観た第一作ヤマトの面白さってのは、子どもっぽい部分も含めて当時なかったSFアニメのエッセンスなんだなって思う。